70才代の男性患者Aさん、4年ほど前から脚が痺れ始め、歩行困難となり、3年前に脊柱管狭窄の手術を行いました。翌日から歩くことが出来ましたが、両下肢全体に痺れは残りました。2人の医師からは「Aさん、痺れは治らんからね。」といわれたそうです。
私の施術は、頭に鍼を刺す山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者、山元敏勝先生の著書が、「あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!」です。そのため、Aさんには、
「Aさん、カラダはいつも良くなろうとしとるんよ。そのお手伝いを鍼がしているだけで、Aさんのカラダが治しとるんよ。」
と説明して、月に2~4回の通院を開始して今月で8カ月目になります。両下肢の痺れが徐々に軽減して、現在は大腿部の痺れは全くなくなり、フクラハギの下側に痺れが残るだけとなっています。いつものように、膝診と首診を行い8本の置鍼で自律神経と内臓を整えます。その後、Iソマトトープ、Kソマトトープという側頭部と後頭部の治療点に左右1本ずつ合計4本置鍼。すると、
「先生、フクラハギがプルプル震えよる。こんなんは、初めてじゃ!」
「ほんとじゃね・・・・あっ、ズボンが微妙に震えよらい・・・動画で撮っとこうわい。これ、フェイスブックに載せてもええ?」
「もちろん、ええですよ。」
ということで、微妙な揺れですが可視化出来た動画を掲載しようと思ったのですが、容量オーバーのため、出来ませんでした。結局、置鍼してから30分間フクラハギが震え続き、終了となりました。
「先生、やっぱり効いとるんじゃなあ、また連絡して来うわい。」
と、言葉を残してニコニコ顔で帰られました。