2ヶ月前、180kgのバーベルを担いでスクワットをしていて、腰痛になった高校の男子スポーツ選手A君。前屈すると痛みがあります。
膝診(膝の内側、ウラ側、外側を押圧して、圧痛、硬結点を探し、脳と背骨の状態を診断する方法)をして、5本の置鍼を頭部にします。
「これで、前屈してみて・・・どうですか?」
「・・・・だいぶ、出来るようになってきました。」
と、ちょっと半信半疑。
「そしたら、もうちょっとやってみようわい・・・・これでどう?」
「・・・・・楽になってきました。」
「ほんとじゃね!スムーズになっとらい・・・もうちょっと、刺してみよわい・・・これでどう?」
「・・・・・楽です。」
「来た時の痛みが10で、全く痛くないのが0じゃったら・・・・今どれぐらいじゃろ?」
「・・・・1です。」
「そしたら、足にお灸をしょうわい・・・お灸はやったことないじゃろ?これは、紫雲膏という軟膏を乗せた上に、モグサを立てて火をつけるので、痛くないしヤケドにもならんから、安心して。」
と足に見つけた治療点に合計6壮お灸。
「これで、痛みはどうですか?」
「・・・・0です。痛くないです。」
と、ニッコリ笑顔。2ヶ月痛みが続いた割には、早く良くなりました。本来ならもう一度来院していただき治療したいのですが、他の選手との兼ね合いがあるので、今回のみで終了となりました。それにしても、「高校生の治りは早い!」と感心することしきりです。