2人天井を仰ぐ

70才代の女性患者Aさん。若いときに、ムチウチ症を患い首がストレートネックあるいは、それ以上に前傾しています。症状は腰痛。過去7回は、鍼灸の治療をしていたのですが、今回は操体法だけの治療をしました。

「そしたら、今日はこの硬球(硬式ボール)だけを使った方法でやってみましょう。まず、畳の上で仰向けになってください・・・・痛いのは、左の腰ですか?・・・・そしたら、左の肩甲骨にボールを当てて、痛気持ちいいがいい所を探してみてください。」

と、Aさんには、ご自身のカラダと向き合っていただく事にしました。しばらく、Aさんの様子を見ていた私ですが、私自身もカラダと向かい合ってみたくなり、

「私も、Aさんと同じように床にねっ転がって、ボールを当てますね・・・・」

と、Aさんは、1段高い(40cmくらい)畳で仰向けになり、私は低い床で仰向け状態。私も同じ状態にいると、指導する言葉がより具体的に表現出来るようになります。

「指を天井に向けて、肘を畳にゆっくり押し付けると・・・・少し重心が移動するでしょう?・・・どうですか?ご自身で試しながら、一番気持ちいい状態を作っていってください・・・・ご自身しかその感覚は分かりませんから。」

などと、40~50分ゴロゴロしながら、ボールの位置を変えたり、もう一個ボールを増やしたりして過ごしました。その結果、腰痛がなくなり終了となりました。おかげで、私のカラダもスッキリ!たまに、こういう治療もいいもんです。

こんな治療法もあります。

70才代の女性患者Aさん。若いときに、ムチウチ症を患い首がストレートネックあるいは、それ以上に前傾しています。症状は腰痛。過去7回は、鍼灸の治療をしていたのですが、今回は操体法だけの治療をしました。

「そしたら、今日はこの硬球(硬式ボール)だけを使った方法でやってみましょう。まず、畳の上で仰向けになってください・・・・痛いのは、左の腰ですか?・・・・そしたら、左の肩甲骨にボールを当てて、痛気持ちいいがいい所を探してみてください。」

と、Aさんには、ご自身のカラダと向き合っていただく事にしました。しばらく、Aさんの様子を見ていた私ですが、私自身もカラダと向かい合ってみたくなり、

「私も、Aさんと同じように床にねっ転がって、ボールを当てますね・・・・」

と、Aさんは、1段高い(40cmくらい)畳で仰向けになり、私は低い床で仰向け状態。私も同じ状態にいると、指導する言葉がより具体的に表現出来るようになります。

「指を天井に向けて、肘を畳にゆっくり押し付けると・・・・少し重心が移動するでしょう?・・・どうですか?ご自身で試しながら、一番気持ちいい状態を作っていってください・・・・ご自身しかその感覚は分かりませんから。」

などと、40~50分ゴロゴロしながら、ボールの位置を変えたり、もう一個ボールを増やしたりして過ごしました。その結果、腰痛がなくなり終了となりました。おかげで、私のカラダもスッキリ!たまに、こういう治療もいいもんです。

公のお金

本日は、出張治療2件。毎週月曜、金曜日がそれぞれ2件というスケジュールになっています。出張治療の患者さんは、医師の同意書をいただいて保険適用となっています。

鍼灸師という国家資格を持っていると、医師の同意書があれば、保険適応となり、公のお金をいただくことが出来るのですから、本当にありがたいです。

私にとって、公のお金をいただくのは、今回が初めてです。60才代最後の年に初めていただくのです。これからの20年が、勝負の年です、面白いことします!

膝診

 

山元式新頭鍼療法(YNSA)の上腕診に代わる診断方法として、膝診を去年の学会で発表しました。一応これで認められたと思っているのですが、全く浸透していないと思います。四国の松山でたった一人、細々やっているため勝手に一人歩きしているようです。

膝診の良いところは、①解剖学的に筋膜の流れを患者さんに説明出来て、納得していただける。②膝診の診断個所が広く線状に広がっているため、頸椎の1番から仙骨までの状態を把握できる。

①に関して、患者には筋膜の教科書的なテキスト「アナトミートレイン」のスーパフィシャル・バック・ラインのイラストを見ていただき、足底から膝ウラまでの筋膜の流れと、膝ウラから始まり背骨を上って眉毛まで続く流れを理解してもらうと、上体と膝下の筋膜がせめぎ合う所が膝診をしている膝ウラだと認識してもらえます。

つまり、膝ウラがゆるむと、背骨が緩み、背骨から出る自律神経が整うと明確に伝えられることになります。

②に関しては、背骨の投影が膝ウラにあるため、新たな治療点の発見に役立ちます。

①に関しては、山元敏勝先生が分かっておられたので、膝診の代わりに上腕診を提言されたのだろうと私は、解釈しています。

興居島

明日は、興居島。

今回は7名の鍼灸治療、準備万端で乗り込みます。

最高の人生を味わっています。

はさむ

 

先日の大社高校対早稲田実業の試合を見て、野球の醍醐味をつくづく感じました。

野球というスポーツは、「投げ、打ち、走り、守る」という全く違う動作を当たり前に繰り広げます。このようなスポーツは、あまり多くはないと思います。

それだけに、全てを極めるのは難しい・・・・・しかし、大谷翔平選手だけが、その全てを極めようとしています。

で私。

とても、野球を語ることはできません・・・極めようなどと思ったこともなく、ただ楽しくやればいい、という思いで野球をしていました。そんな男でも、もっと上手くなりたいという思いはあるのです。

ある日、2年先輩のSさんから、

「佐伯、チョット来い。あのな、バッテングは、キン◯マはさむ・・・・これさえ出来たら、ボールが飛ぶ。やってみい!」

「・・・・こうですか?」

「おおおお~、そんな感じ。で打ってみ~」

S先輩のいわれるままにバットを振ると・・・・・飛ぶは、飛ぶは・・・・で、これにハマってしまい、どんなことがあっても、「フルスイング」しかしなくなったのです。たとえ、2ストライクになって打撃不利な状態でも、「フルスイング」していました。

なんで、「フルスイング」・・・・気持ちいいから・・・・ホントに自己中でした。

と、打つだけは、少し話すことができる私でした。

足ウラに指の治療

今日は、盆休みの最終日。日本列島が大移動のためか、患者さんは1人。最近は徐々に患者さんが増えて来ていたのですが・・・・まあ、こうゆう日もあります。

今日の80才代の女性患者Aさんは、昨日から2日連続で来られています。昨日は、鍼と灸の治療だったため、本日は指先で触れる治療をメインですることにしました。Aさんは、今年になって腰痛に悩まされています。様々な治療を様々な治療院で受けたれたのですが、治らず当院で治療を受けておられます。

当院で腰痛がなくなるという事実を体験されたAさんですが、翌日には腰痛再発。

これは、よくあるパターンです。この体験をどう捉えるかが大事です。ここで、真っ二つに患者さんの方向が分かれます。「あ~~やっぱり元に戻るんだ!」という来院拒絶派と、「1回良くなったのだから、必ず良くなる!」という来院派。

Aさんは、後者になります。そのAさんには、自力で腰痛を治す操体法をお教えしています。

「そしたら、今日は足ウラの刺激だけの治療にしましょう。」

足ウラに見つけた治療点に触れるだけの治療を30分で終了。

「これで、腰どうですか?」

「・・・痛くない!」

ということであと1週間、ご自身で腰痛ケアをしていただく約束をして、来院予約をしました。次回何をお話ししていただけるのか、楽しみです。

なぜ畝(うね)を作らないのか

70才代の女性患者Aさんとの会話です。

「私の畑は、水源がないのでいつも大きなペットボトルを、台車に乗せて運んでいるの。だから、普通の畑のように畝(うね)を作ったりできないの。畝を作ると水は高いところから低いところに流れてしまい、水がすぐになくなる訳よ。そこで、ずいぶん昔テレビで見た砂漠で野菜栽培している畑を思い出したの。砂漠では、少ない水を有効活用するために、穴を掘ってその中に種を植えるの・・・・そうすると、水が流れ出ないでしょ。」

「なるほど!」

「で、やってみると、上手くいったの。水をずいぶん嫌うスイカなんかは、この方法で沢山取れるの。毎年、失敗して来年こそは、上手くやろうと考えるのが、凄く面白いの!」

「なるほど・・・素晴らしい!」

いつも、患者から教えていただいています。

ツユクサ



昨日、新しいオーナーの指示通り畑を放置すると、ヒマワリが勝手に咲いてしまい、ツユクサが生えて畑を覆(おお)ったと言いました。普段は、ツユクサは畑に悪い草として、引いていたのですが、そのツユクサ、食べられるそうなのです。そこで早速、生のツユクサを食べてみると、全く癖もなく美味しいのです。そこで、PCからコピペ。

『開花時期は6~9月。ですが、採取のタイミングとしてベストなのは開花前。若葉の状態のツユクサのほうが柔らかく、調理するのに適しているからです。サラダなどにとても向いています。

ただ薬効を期待するのであれば、花が咲いたものを採取しましょう。植物は開花中が最も元気だといわれています。

ツユクサの食べ方

ツユクサはクセやアクがほとんどなく、どんな調理法にもよく合うので、普通の野菜と同じような感覚で使って大丈夫です。柔らかい葉や茎は生のままサラダにしたり、ゆでて和え物やおひたし、煮びたしにしたり。さらに炒め物や酢の物、天ぷらなど、いろんなバリエーションが楽しめます。』

で、おひたしにして食べました。茎の部分がやや硬いので、先端の柔らかい茎と、葉っぱだけで食べると美味しいと思います。次回、やってみます。

ヒマワリ

(7月28日撮影)

ビルのオーナーが代わり、駐車場の一部に作った石垣に覆われた畑を使用出来なくなりました。そして、オーナーからは、そのまま放置するように言われ、忠実に放置したのです。その結果、去年植えたヒマワリの種が何個か畑に落ち、写真のように成長したのです。

今年は、十分な雨量があったため、肥えた畑には、大きく育ったツユクサがいっぱい!このツユクサのおかげで、湿度が保たれ、ヒマワリの成長に役だったようです。そんなヒマワリ、去年は様々な種類のものを植えたので、面白い新種が生まれました。写真手前のヒマワリは、かなり背丈があるのですが、5本の花が咲いています。

去年の小さくて沢山花をつけるヒマワリと、背丈の高いヒマワリとが交配したものだと思います。しっかり、種も出来ているので、来年植えてみたいのですが・・・

オーナーには、畑の使用料を払うので、使わせてくださいと、お願いしているのですが、まだ返事が返っていないのです。近々、もう一度お尋ねしようと思います。

若いって素晴らしい!

女子高校生Aさん、スポーツ合宿で右腰痛発症。2週間ほど前にも、腰痛で来院し、2回の治療で良くなりました。猛暑の中、集中して運動すると腰に負担がかかるのでしょう。

前回の治療では、1本1本の鍼に反応が良かったので、基礎治療だけでよくなると予想しました。すると、やはり5本の置鍼で、

「これで、どうですか?」

「・・・・痛くないです。」

「えっっっっ?ウソ!」(と、同席のお母さん)

「う~~ん、そうか・・・・でも、ちょっと寂しいので、もう1本だけ打たせくれる?」

と、おねだりしてしまいました。右耳のウラに置鍼。

「これで、どうですか?」

「・・・・もっと、軽くなったです。」

というわけで、治療終了となりました。その後は、雑談。それにしても、若いって素晴らしい!