粗悪モグサ

上質モグサを作ってしまい、高温にならないことが判明。そこで、粗悪モグサ(不純物が多く入っているモグサ)を作ってみました。乾燥したヨモギが雨の少ない松山では、益々乾燥し最高の状態になっています。それをミキサーにかけて、粉々にし葉っぱのウラ側にある繊維だけを残すと、モグサになります。

上質のモグサはミキサーをかけること7回。今回は、4回と2回にとどめました。すると、最高の粗悪モグサが出来ました。3種類のモグサが出来ると、患者さんの感性、モグサと皮膚の緩衝材的に付ける紫雲膏の量との兼ね合いで、微妙なモグサ選択が可能となり、治療に効果が期待できます。

最近は、頭に鍼を打つ→足にお灸をするという「お灸好き派」が徐々に増えてきています。モグサの種類をもっと増やそうと思っています。

体温が!

紅茶にレモン、生姜、黒糖を入れて飲むと体温が上がるという「石原医学大全」の一部をご紹介します。

生姜の効能

1)血管を拡張し、血流を促進し、体を温める。

2)1)の効果によって血圧が下がる(ただし低血圧の人は血圧が上昇)。

3)血小板の凝縮力を抑え、血栓を予防する。

4)発汗、解熱、去痰、鎮咳作用、鎮痛作用。

5)排尿を促進し、むくみ、水太りを改善。

6)脳の血流を促進して、気分を上向きにする(うつを解消する)。

7)唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液の分泌を促進し、消化を助ける。

8)食中毒菌や腸内の有害菌をはじめ、肺炎球菌を殺菌。抗ウィルス作用もある。

9)副腎髄質からアドレナリンの分泌を促進し、気力を高める。

10)コレステロールを下げる。

11)内耳の血行抑止、耳鳴り、めまい(メニエル)を改善する。

紅茶の効能

1)紅茶ポリフェノールの抗酸化作用は、活性酸素で細胞が傷つくことを防ぎ、老化、生活習慣病、がんを予防する。

2)糖の分解を抑制し、食中・食後の血糖値の急上昇を抑制する。

3)脂質代謝を促す酵素の働きを抑制して、脂質の吸収を抑える

4) 糖化(余分な糖とタンパク質が結合し、老化物質を生成する)を抑え、老化を防ぐ。

5)殺菌・抗ウィルス作用により風邪やインフルエンザを予防する。

6)香りによるリラックス効果。

この1~2週間は、上記の生姜入り紅茶を飲んでいます。そして、紅茶を飲んで体温を測ったのです。飲んですぐの体温38.5℃・・・・驚愕!しばらく(2~3分後)体温37.8℃・・・・30分後、体温36.9℃・・・・午後の私はこのくらいの体温です。とにかく、即効性があるのに驚きました!

モグサ作り その2

 

昨日作ったモグサを、早速患者さんに施術。

すると、どうでしょう・・・一所懸命作ったモグサが、いつの間にか・・・・上質のモグサになってしまっていたのです。モグサには、上質のモグサと粗悪モグサがあり、用途が違うのです。上質のものは、皮膚に直接置き、皮膚に火が到達する前に消す一般的なモグサ。ところが、私が作ろうととしていたのは、紫雲膏をしっかり塗って、その上に高温になる粗悪モグサ。

粗悪モグサは、ヨモギの幹や脈の破片が残り高温になるモグサです。今回は、この粗悪モグサを作るつもりでしたが・・・・・・・いつの間にか・・・作っていくうちに、もっと良いもの・・・・となるのです。結果、ミキサーに7回しっかり撹拌(かくはん)したモグサは、純度が高く不純物がないため、火をつけても高温にならない上質モグサになってしまいました。

そこで、考えたのです。

様々な種類のモグサ作りをして、患者さんの感性にあうようにしよう・・・いけるかも?

モグサ作り

先日、ある患者さんから、

「先生、モグサ買ったんですか?・・・・」

と、私がヨモギからモグサを作っていたのに、「やってない!」と、指摘されました。ヨモギ作りは、チョット疲れるので1回だけ、購入したのです。そこで、再びモグサ作りに挑戦することにしました。採取してから、10ヶ月経っているのでヨモギはカラカラに乾燥しています。そのため前回のモグサと色が全く違います。前回のモグサは、緑がかっていかにも取り立ての感じでしたが、今回のモグサは、本来のモグサ色です。ということは、商品としてのモグサは、この程度カサカサに乾燥するという事がよく分かります。

乾燥モグサは、葉っぱだけをミキサーに入れ、細かくしていきます。これを繰り返す事7回。写真のようにフワフワのモグサが出来上がります。とにかく、疲れます・・・・今日は、これまで!

スクワットで腰痛

2ヶ月前、180kgのバーベルを担いでスクワットをしていて、腰痛になった高校の男子スポーツ選手A君。前屈すると痛みがあります。

膝診(膝の内側、ウラ側、外側を押圧して、圧痛、硬結点を探し、脳と背骨の状態を診断する方法)をして、5本の置鍼を頭部にします。

「これで、前屈してみて・・・どうですか?」

「・・・・だいぶ、出来るようになってきました。」

と、ちょっと半信半疑。

「そしたら、もうちょっとやってみようわい・・・・これでどう?」

「・・・・・楽になってきました。」

「ほんとじゃね!スムーズになっとらい・・・もうちょっと、刺してみよわい・・・これでどう?」

「・・・・・楽です。」

「来た時の痛みが10で、全く痛くないのが0じゃったら・・・・今どれぐらいじゃろ?」

「・・・・1です。」

「そしたら、足にお灸をしょうわい・・・お灸はやったことないじゃろ?これは、紫雲膏という軟膏を乗せた上に、モグサを立てて火をつけるので、痛くないしヤケドにもならんから、安心して。」

と足に見つけた治療点に合計6壮お灸。

「これで、痛みはどうですか?」

「・・・・0です。痛くないです。」

と、ニッコリ笑顔。2ヶ月痛みが続いた割には、早く良くなりました。本来ならもう一度来院していただき治療したいのですが、他の選手との兼ね合いがあるので、今回のみで終了となりました。それにしても、「高校生の治りは早い!」と感心することしきりです。

体温

昨日に続いて、近くの温泉「ゆらら」朝風呂に出かけました。今回は、サウナだけでなく、全てのお風呂に入ったのですが、様々な種類があり楽しめました。その上、サウナに2度入り、しっかり汗を出したのです。

カラダがポカポカするので、体温を測ってみると、37.2℃・・・えっ、こんなにある!もう一度測ると・・・・37.4℃!

私が専門学校に通っている時、体温に興味をもち、2ヶ月頻回に体温を測ったことがありました。朝起きると35.6℃が普通、そして徐々に体温は上がって行き、午後4時に37.0℃になり、徐々に下がって夜には35℃代になり早く寝るというパターンでした。このように全ての人は体温が変動するのです。

で、20:30の現在、体温測ると37.2℃!まだまだ熱い!

反省

 

70才代の患者さんの症状を全く改善することが出来ず、1日反省した結果、操体法をもっとしっかり取り入れた治療法も作っていこうと考え始めました。操体法では、「ヒカガミ」という診断方法がありますが、これが膝診にあたります。具体的にいうと、膝窩仰向けになり両膝を立てた患者さんの膝ウラに中指で押圧し、圧痛硬結を探し出します。その後、患者さんの足甲に手を当て患者さんの足先を背屈してもらい、膝窩の圧痛硬結を取消していきます。

これは、山元式新頭鍼療法における膝診の胸椎の診断及び治療にあたります。鍼を刺さなくても、同じ結果を残すことはできます。頭の代わりに足に見つけた治療点を今後分析することで、より良い操法が生まれる可能性はあると思います。ボチボチやっていきます。

灯台元暗し

 

 

石原医学大全を読み、徐々に生活が変わり始めています。まず、コーヒーの代わりにすった生姜とハチミツ入りの紅茶を飲むようになりました。紅茶は茶葉を醗酵したものですから、確かにカラダに良いのです。使った紅茶葉は、玄米を炊く時、炊飯器に入れます。

体温を上げるために何をするか・・・・単純に考えればいいだけです。お風呂、サウナ、生姜、空腹。

空腹の楽しさ・・・益々、変な人になっています。それで、車2~3分走らせた所に「ゆらら」という温泉があるので、初めて行きました。午前7~10時の間に入ると700円→550円とお得でした。しっかり2回サウナに入り汗を沢山かき、スッキリ!後で、患者さんに「ゆらら」温泉のことを聞くと、

「あそこ、いいですよ。いまどき、550円で入れるとこ、そうそうないですよ。」

とのことでした・・・・灯台元暗し!

なぜ胆石が出来る?

石原医学大全の続き・・・・胆石や尿路結石も「血液の汚れ」から

『血管内以外でも汚れの「固まり」が作られることがある。胆石やの尿路結石(腎臓結石や尿管結石)などだ。

濃すぎる胆汁の成分を「石」にして固めて、胆汁の流れをサラサラにしようとした結果が「胆石」だ。胆石には「ビリルビン結石」と「コレストロール結石」があるが、食生活の欧米化が進みにつれコレステロール結石が増加傾向にある。元はといえば、血液中のコレステロールが多くなったことが原因であり、やはり胆石も「血液の汚れ」の結果だということがわかる。

「尿路結石(腎臓結石や尿管結石)」も尿を濃くしている成分が固まった「石」だ。尿は血液からできるのだから、尿路結石の真因もまた、血液の汚れにある。』

ずいぶんと、シンプルになります。

血栓

石原医学大全の続きです。

『血液は全身を巡り、人体60兆細胞に栄養や酸素を届け、代わりに老廃物を受け取る。血液が汚れていると、血液を栄養としている60兆の細胞の活動が停滞し、いずれ病気や体調不良などを引き起こす。

こうした事態を避けるため、体は発疹や炎症で血液の汚れを処理しようとする。発疹や炎症を起こせない場合、血液の汚れをそのままにするわけはわけにはいかないので、血管内壁に汚れを沈着させて、血液を正常に保とうとする。これが「動脈硬化」である。内壁に汚れが蓄積すると、血液の通り道が狭くなり、心臓は力を入れて、血液を押し出さなくてはいけない。これが「高血圧」である。

全身の血管をつなぎ合わせると、約10万キロメートルにもなるのだから、内腔が細くなるほど心臓の負担は大きくなるため、西洋医学では心臓の力を弱める薬や血管拡張剤を用いて血液血圧を下げようとする。

この処理によって高血圧による二次障害の脳卒中、心筋梗塞、高血圧症腎炎など一時的に回避できるが、生活を改めない限り、血液は汚れたままである。血管内壁に汚れを沈着させようにも、血管が細くなりすぎていずれ限界が来るので、今度はその汚れを固めてしまうことで、残りの血液をサラサラに保とうとする。これが「血栓」である。

血栓は血流を阻(はば)み、脳で生ずれば脳梗塞、心臓に血液を運ぶ冠動脈で生じれば、心筋梗塞を起こすが、体が血液を浄化するためにとった苦肉の策だ。もちろん、脳梗塞や心筋梗塞が生じた時は、救急救命治療が必要ではあるが、血栓に限らず、すべての病気(とされるもの)は、 「より健康になろう」「病気を治そう」とする反応なのである。』

いかがでしょうか?