またまた石が来た!

大きな石がやって来ました。今まで積んでいた石が、小さく感じどのように積んだらいいものか・・・さっぱり分からなくなりました。そこで、石積みに関する情報をコピペします。

『石積みのコツは、「上に登るにつれてだんだん石を小さくする」「表より裏の方を低く積む」「隙間を砂利や細かい石で詰める」。

こうすることで、何百年も持つ石積みを作れるそうです。とにかく一番大事なのは、「上に登るにつれてだんだん石を小さくする」を守ってもらうことだそうです。』

これだけを守って、何百年も持つ石垣作りに励みます!

石積み

寒い寒い冬が、やっと終わりを告げてきました。自然とカラダが動きやすくなり、畑作りを始めています。今日も石を運んでいただきました。

石積みは、奥が深いのでど素人の私には、大きな壁となっていますが、楽しいのでやっていけそうです。土と石という自然素材で空間を作り上げるなんて、最高です。アート作品のつもりで作り上げます。

幼い頃から、石垣に登って遊んでいたので、非常に親しみのある素材なので落ち着きます。コツコツと積み上げる・・・石と石の相性を感じ取る・・・人生そのもののように思います。

積み石遊び

「石があるけん、持って行こか?」

「ありがたいです。お願いします!」

と、患者さんからの電話があり、その後30分に石が軽トラに乗ってやってきました。駐車場の一角を歪(いびつ)な形の畑にしていたのですが、アパートの住民の方の了解を得て、スッキリとした石積みの畑を作ることにしたのです。前回もそのことをお伝えして、次回ご紹介する時は、完成した時でしょう・・・・などと、書いたのですが、もう紹介したくて仕方ないので、書いています。

いただいた個性的な石を並べるのですが、全く知識が無いところから始めよう!と第一作、完成・・・というか、遊んでみました。積み木活動をしていたので、積み石に、はまってしまいました。

ただ、youtubeをチェックしてみると、全く理にかなっていない積み石となっていました。やはり、積み木と同じで、土台になる石は大きいものを選ばなくてはなりません。そして上向きになるような角度をつけなくてはいけません。そんな基本が出来ていないので、明日からもう一度やり直します。でも、これは本当に楽しい作業です。きっと素敵な石積みになるでしょう!

明日が、楽しみです・・・・早く起きようっと!

お金のなる木

玄関先に「お金のなる木」が2鉢、花を咲かせています。患者さんからの頂き物です。患者さんにとって大変愛着のあった木だったのですが、かなり大きくなり、室内に入れるのが大変になったので、私があずかることになったのです。私は台風と大寒波が来る時以外は、全く移動していないのですが、立派に花が満開となりました。去年も満開で2年連続続いています。

(私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています)

水やりも全くせず、ただ置いているだけでお花が満開の「お金のなる木」・・・・今年こそは、商売繁盛となりそうな予感!友人がやってきては、

「すごいのう!よう咲いとるのう・・・・うちの木は、花咲かんのに・・・・どやって、育てよるん?」

「・・・・何もせんのです・・・・・水をやったこともないし・・・・あああ、1度移動させよった時、葉っぱがボロボロ落ちて半分近く無いなったことがあったんですが、それが良かったんですかね~~。」

と、曖昧な返事しか出来ないのです。そこで、ウキペディアで調べてみました。

「金のなる木の花を咲かせるコツは、苗を成熟させ、夏の間(梅雨明けからお彼岸までが目安)の水やりを控えることです。

葉っぱの水分が減っていくと葉っぱがシワシワになってしまうのですが、心配はいりません。この時期に水をたくさん与えてしまうと花よりも葉っぱの成長に養分を使ってしまうので、そこは我慢してみましょう。

お彼岸が過ぎて水やりを再開すると、葉っぱがプリプリになってきます。冬の間は霜があたらないように注意しながら、日中は外に出して日にあてるのがおすすめです。苗が成熟したかどうかを見極めることは難しいのですが、もし条件が揃っていれば1月以降から花が咲き始めますよ。」

とあります。ということは、台風の時期、室内に入れようとした際、葉っぱが、崩れるように落ちた結果、葉っぱに行くはずの養分が花に行ったようです。しかも、愛媛松山は、雨が少なく多肉植物の「お金のなる木」には都合の良いところで、当院の玄関先の日当たり状態が良かった結果、1月から咲き始め、満開の花となったようです。

ポイントは、「夏の暑い時期葉っぱがシワシワになっても、水をやらない」「シワシワ葉っぱがポロポロ落ちたくらいの方が、花に養分が行く」の2つのようです!

畑大改革

 

患者さんから、「野菜は昼の4時間の日差しより、朝日からの2時間の方を好む」と教えていただきました。また、「西日は嫌い」ということも・・・ということは、道路をはさんで家が立ち並んでいる我が家の東側は、結構大きな駐車場があり冬でもそこからは、朝日が2時間は当たる場所があります。また、我が家の西側には小高い山があるので、西日は当たりません。ということは、野菜作りに結構適しているかも?・・・・と、考え直したのです(冬は、3階建てのアパートの陰で9割は日が当たらないので、あきらめていたのです)。

 

(私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています)

 

冬の朝だけ日が当たる場所は、木の根っこを退治出来ず、3年前から桜の落ち葉を堆積するだけにして、放っておいたのです(何ともったいない!)。幸い、立派な腐葉土となっていました。この腐葉土に触れて、「ここで植物が育ちそう!」と感じたので、畑の大改革をすることになりました。

多分、今月中にはある程度出来上がっていると思います・・・次回のご報告は、完成した時にいたします!

指の鍼 2

 

 

(絵と内容は関係ありません)

昨日の「指の鍼」の患者さんに好評だった頭に鍼を刺す代わりに指先を触れるだけの「指の鍼」。いつもは、足にお灸をしている80才代の女性患者Aさんに、

「いつも通りのお灸でもいいし、ベッドでゆっくりしながら軽く触れる治療もできますよ。」

「あら、懐かしい・・・・ベッドでゆっくりするの・・・・先生、今日はそれでお願いします。」

(私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています)

ということで、今回はベッドでゆっくりフォークソングを聴きながらの治療となりました。このフォークソングのステーション、どういう訳か歌謡曲が多く、しかも石原裕次郎が何度も流れてきます。それがAさんには、ピッタリハマったようです。

「私、裕ちゃん大好きなの!」

もうこれで、治療の1/4はできた様な気がします。いつものように、合谷診(親指と人差し指の間の触診)から始めます。

合谷診:左(左側を診ます)

膝診:頸椎#3、#2、#1、胸椎#9、#10、#12、腰椎#4、#5、#6、大脳

首診:右腎、膀胱、肝、胆、大腸、小腸

:左心、三焦、胃、脾

そのあと、治療院の奥にあるベッドで休んでもらいます。ベッドの上のアメジスト(紫水晶)を敷き詰めたマットを45℃にしているので、非常に気持ちがいいはずです。膝診で左胸椎#9~10の圧痛点の治療点は、左眉の上にあります。そこに軽く触れるだけの操法です。

「OKグーグル、タイマー2分30秒お願いします。」

「はい、2分30秒ですね。用意スタート!」

この操法の治療点を変えながら合計8回。Aさんは大好きな石原裕次郎の歌を聴きながら、診断点が徐々に緩んでくるのが、すっかり気に入ったようです。

「先生、夢の中にいるようよ!・・・腰も痛くなくなった・・・・先生、このマットの電気代、別に払おうか?」

などと、次々と言葉が出てきます。そして、最後に、

「先生、次回の治療もこれでお願いします。」

という言葉を残して帰られました。山元式新頭鍼療法(YNSA)と操体法の融合は、人気が出そうです。

指の鍼

(絵と内容は関係ありません)

[『4年前から通院されている60才代の女性患者Cさん。4年前は右股関節が痛くて、夜中眠れない日々が続きましたが、半年の治療で股関節の痛みはなくなりました。そして、3年間は週に一回のペース、最近は2週間に1回のペースで通院され体調管理をされています。Cさんには、頭の鍼、足の灸、操体法など様々な治療法を行っています。前回は操体法のみの治療で調子が良かったので、今回は操体法と山元式新頭鍼療法(YNSA)の新しい組み合わせを行なってみました。』

という書き出しで、操体法とYNSAの融合した治療法をCさんにおこなったのですが、その後の経過が良く、股関節や膝の痛みはなかったそうです。ただ、寒い日が続くと膝の冷たさを感じることがあるそうです。そこで、今回も前回と同じ治療法を行うことにしました。]

(私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています)

という書き出しで2週間前に書いた症例の第三弾です。結論からいえば、Cさんはこの治療法が一番あっているということです(ご本人がこの治療法を望んでおられます)。Cさんには、今後ともこの治療法をベースに行っていきます。ある程度実績を上げていけば、ほかの患者にも対応できると思います。

具体的には、治療点に鍼を刺す代わりに、治療点に中指を軽く触れるだけの操法を行います。今のところ2分30秒を目安でしていますが、4分、5分と時間をかえることもあります。患者さんは、ベッドでゆっくり仰向けになってもらうため、途中で眠ることもあります。眠りながら治療できるならば最高ですよね。

合谷診:左(左側を診る)

膝診: 左頸椎#5、#6、胸椎#10、#11、#12、腰椎#4、大脳、脳幹、

頸椎、大脳の治療点に2分30秒触れると、それぞれの診断点がゆるみ、それ以外の診断点もゆるむ

首診:左腎、膀胱、肝、胆、心包、大腸、胃、小腸、肺

:右大腸、三焦、胃、脾、肺

上記うち、左腎、左膀胱の治療点に2分30秒ふれると、それぞれの診断点がゆるむ、左胃の治療点に触れると、すぐに胃が動く。

これで自律神経、内臓を整いました。その後、左膝の痛みと右股関節の痛みを、見つけた治療点に軽く触れる操法で取っていきました。かなり効果的なので、常連の患者さんでこの方法が向いている方には、やってみようと思いました。

積み木療法

(私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています)

当院で治療している間は、お腹の痛みがなくなるのですが、お家に帰るとお腹の痛みが再発するという80才代の女性患者Bさん。ところが、楽しい作業をしている間は、お腹の痛みはありません。Bさんにとっての楽しい作業は牛乳パックを小物入れに作り変えることです。まず、カッターナイフで牛乳パックを切って原型を作り、きれいな千代紙を貼って完成。単純そうな作業ですが、段取りを考え、きれいに仕上げるにはかなり頭を使います。ちょうど、Bさんにとってやりがいになる作業なのです。もちろん、その時にはお腹の痛みを感じることはありません。ところが、毎日牛乳パックを手に入れることはできません。

 

「牛乳パックがないと、作業できないんですね・・・・・それは、困った・・・・そしたら、積み木で遊んでみませんか?」

昨年6月に、日仏文化交流展に参加し、萬翠荘(ばんすいそう)というところで積み木作品を出品。その時に使った積み木がたくさんあるので、小さな積み木を治療室に持ってきました。そこで、ある程度積み上げて、Bさんに1個手渡すと、ちゅうちょなく積み上げてくれました。

「面白い!」

子どものような笑顔を見た時、「これは、いける!」と感じました。そこでいつものように治療を始め、5本置鍼してあとは、ベッドでゆっくり30分過ごしていただきました。付き添いの娘さんには、私が30才の時、精神科の病院で芸術療法家として働き、積み木を芸術療法に取り入れていたことの説明をしました。また、使用しているクスノキは、「元々クスリの木が語源の触れてもエネルギーをもらえる木ですから、大丈夫です。」と納得していただき、2袋に分けて差し上げることにしました。

Bさんのひ孫さんが、4才と2才。一緒に遊べるといいのですが・・・・次回、そのようすを伺うつもりです。

初めての患者さん

(上記の絵と内容は関係ありません)

70才代の女性患者Aさん、10年前の雨の日に、ペットボトルを踏み転んでしまいました。その時、右臀部を強く打撲し3日間寝込みました。その古傷があるためなのか、昨年暮れから右大腿部の外側に痛みがあります。Aさんは30年前に腰のヘルニアを金鍼を埋め込む治療法で、腰痛を治した経験があるため、鍼に関してはいい印象があります。

私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています。

今回、予約なしで突然の来院でしたが、治療をすることができました。ただ、頭に鍼を刺す治療であることを知らないで来られたため、すこし後悔されている素ぶりが感じられます。こう言う時は、最初の1本で診断点の痛みをとることが大切になります。

合谷診:左(左側を診ます)

膝診:左大脳(0)

上腕診:左頸椎(1)、左腰椎(1)

首診:左腎(1)、左大腸(0)、左三焦(1)、右腎(1)、右三焦(1)

(   )内置鍼数

上腕の外側にある圧痛点(頸椎)を確かめて、オデコの圧痛点(A点)に置鍼。

「ここ(上腕外側)の痛み・・・・どうですか?」

「・・・・痛くありません。」

続いて、上腕の内側にある圧痛点(腰椎)を確かめて、耳の圧痛点(D点)に置鍼。

「ここ(上腕内側)の痛み・・・・どうですか?」

「・・・・痛くありません。」

これで、信用していただけたようです。こうなると、治療はスムーズに進みます。上記の自律神経、内臓の調整治療だけで、ほぼ大腿部の痛みはなくなりました。デルマトーム(皮膚分節)でみるとL4(腰椎4番)の治療点に置鍼すると、大腿部外側の痛みがなくなるはず・・・置鍼しました。

「Aさん、太ももの痛みはどうですか?」

「痛くありません・・・・けど、ここ(腰中央部)に痛みがあります。」

「・・・・そこは、デルマトームで、L2(腰椎2番)かな・・・・これで、どうですか?」

「・・・・・痛くありません。」

これで、終了してもいいのですが、念のためトルコの先生から教わった治療点に置鍼して終了となりました。あとは、30分間ゆっくりしていただくのですが、Aさんにとって初めての頭の鍼なので、山元式新頭鍼療法(YNSA)のYoutubeを見ていただいて、理解を深めていただきました。少しずつYNSAの素晴らしさを広めていきます。

人型の治療区域

 

somatotope(ソマトトープ)という山元先生の造語があります。somatoとは、ラテン語で身体、topeとは、凝縮という意味です。これは、人型(ひとがた)の形状をした治療区域を意味します。もう少し具体的にいうと、山元先生が頭皮に見つけられたIソマトトープ、Jソマトトープ、Kソマトトープなどがあります。例えば、Iソマトトープは、耳を胴体とみなした人型が逆さまになっている治療区域です。逆さまになったIソマトトープの頭は、耳タブの下にあります。そのため、ノドが痛い患者さんは、ノドに位置する耳タブの下に鍼を刺すと治療になるのです。

Jソマトトープ、Kソマトトープは頭頂部にどーんと横たわっているので、それぞれの患部に合わせた治療部位に鍼を刺すと患部がよくなります。

この信じられないような治療法がなぜ生まれたのでしょう?それは、フラクタル構造にあると思います。フラクタル構造とは、簡単にいうと「どんなに小さな一部分をとっても、それが全体と同じ形をあらわしている構造」のことで、自己相似と呼ばれるものです。例えば、小腸の絨毛は凸凹していますが、その絨毛の表面もまた、凸凹しているといった現象のことです。それが、身体にも当てはまるのです。

もっとも分かりやすいのは「高麗手指鍼」。これは、柳泰佑先生(現高麗手指鍼療法学会会長)によって1975年に韓国で創案されました。これは、「部分即全体」という表現で説明されています。つまり手首から指先をカラダとみなします。すると、中指の第一関節(先っぽの関節)から先が頭となり、第一関節から第ニ関節が首、そこから手首までが背骨骨盤となります。右手の人差し指は左腕、右手の薬指は右腕、右手の親指は左脚、右手の小指は右脚になります。

これは、韓国で当たり前に行われている治療法です。私もこの見方で治療する時もあります。この「人型(ひとがた)の形状をした治療区域」が手そのものですが、頭にもこのフラクタル構造の形状が存在していたのを、山元先生が見つけられたのです。少し大げさにいうとカラダという宇宙に存在するフラクタル構造がいたる所に存在し、それを日々発見する旅に我々治療家は出ているのです。