クリスマスプレゼント

患者さんから、

「先生に贈り物があります(今日は、クリスマス!クリスマスプレゼント)。」

と、正岡子規の和歌の自筆を完全な形でコピーした短冊をいただきました。子規がなくなる3~4年前のものですが、勢いがあり、またバランスがとてもいいのです。

ベースボール  打ちはづす球キャッチャーの手に在りてベースを人の行きがてにする

とあり、升(のぼる)と名を書かれています。明治31年に詠まれた和歌ですので、病床に伏しておられた正岡子規ですが、野球を楽しんでいた子規の一場面が蘇ってきたのでしょう。打ち損なったボールをキャッチャーに取られ、つぎのベース(1塁)にいけなかった悔しさを詠んだのだと思います。

あじさいの杜鍼灸院に来られた方、子規の素敵な世界に出会えますよ!

 

先日、キャメルKで踵重心の姿勢で歩くと転ばないので、大腿骨骨折の予防になると話をしたのですが・・・・・突然、あるお客様から、

「スポーツでは、踵重心なんかでは勝てませんよ!」

とかなりの剣幕で喋ってこられました。その方は、剣道6段の腕前で、重心は母指球にかけて後ろ足の踵は紙が1枚入るくらいの位置で構えると習ったそうです。私は、日本人の本来の姿勢と歩き方について話しているだけで、全くスポーツに関したことは言っていないのに・・・・

「実は、この考えは宮本武蔵の五輪書に書かれているのですが・・・」

と言っても意に返していないようです。そこで、あじさいクラブのメンバーで剣道4段のカッパちゃんに少し喋ってもらったのです。

「日本刀と竹刀では、全く別物なんです。」

と喋り始めても、とりつく島が無い様子なので、カッパちゃんも話合うことを諦めたようです。カッパちゃんは、高校剣道部に指導をしていたほどの腕前ですが、スポーツとしての剣道に疑問を感じ指導を辞めたという経験があります。こんな話を今日の患者さんのお父様に話していると、

「時代劇の殺陣(たて)には、剣道経験者は絶対に使わないそうです。剣道では剣を止めてしまい、切らないからです。」

と、説得力のあるお言葉をいただきました。いま一度、姿勢と歩き方考えてみては、いかがでしょう?

踵重心

昨日、キャメルKでコンサートがあり、その後プチ講演をしました。今年亡くなられた大野朝行先生の著書・「カタカムナの姿勢と動き」からの引用ですが、これは日本人としてしっかり身につけるべきものだと思います。参加された方から「目からウロコが取れた」との感想があり、この踵重心の姿勢と歩きこそ後世に伝えなくてはならないと思っています。

最近、下駄を履き感じたことはがあります。下駄を履くと踵の後ろ側が少しはみ出しますが、それが歩く効率を良くしていることであると知りました。ちょうど踵の中央部が、下駄の縁(ふち)になり体重が下駄の縁にかかり、踵重心のためスムーズにカラダの移動ができるのです。

とにかく、踵に重心を置いて歩くことが、高齢の方が転んで大腿骨骨折をするリスクを減らすことになるのです。

プチ講演の準備

今週金曜日、12月22日(金)にあじさいクラブの演奏と、私のプチ講演が13時から、約1時間あります。そのプチ講演の内容をホワイトボードに書いて準備しています。

最近は、年配の方が転び、大腿骨骨折をし寝たっきりとなり、お亡くなりになるケースが増えています。ところが、歩行指導が全く出来ていません。今回のプチ講演では、その指導を行います。興味ある方は、下記に連絡してください。お待ちしています。

キャメルK 089-913-2002
https://camelk.jimdofree.com

 

 

大先輩の命(めい)

私が高校1年時の3年生だったAさんは、野球部の大エース。私は、当時柔道部に所属してしていたため、一緒に練習をすることはなかったのですが・・・2学期から野球部に鞍替えしたため、間接的後輩となりました。それが縁となり、現在最もお付き合いをさせていただいている大先輩です。

野球部は、1月3日の12時から紅白対抗試合があり、私は参加します(多分、最高年齢)。その後、総会があり・・・・何と、その後高校の同窓会に17:00から参加するハードスケジュールが待っているのです。

「ほんなら、のボールのユニフォームで試合も総会も同窓会も参加せいや!」

「・・・・はっ?」

「目立ったらええんよ・・・その時、名刺渡したらよかろう?」

「・・・・うん・・・そうですね・・」

という命令をいただきました。大先輩の命を「かしこまりました!」というような硬派の高校ではないのですが・・・・・思案中・・・・どうしよう?

フクラハギプルプル

 

70才代の男性患者Aさん、4年ほど前から脚が痺れ始め、歩行困難となり、3年前に脊柱管狭窄の手術を行いました。翌日から歩くことが出来ましたが、両下肢全体に痺れは残りました。2人の医師からは「Aさん、痺れは治らんからね。」といわれたそうです。

私の施術は、頭に鍼を刺す山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者、山元敏勝先生の著書が、「あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!」です。そのため、Aさんには、

「Aさん、カラダはいつも良くなろうとしとるんよ。そのお手伝いを鍼がしているだけで、Aさんのカラダが治しとるんよ。」

と説明して、月に2~4回の通院を開始して今月で8カ月目になります。両下肢の痺れが徐々に軽減して、現在は大腿部の痺れは全くなくなり、フクラハギの下側に痺れが残るだけとなっています。いつものように、膝診と首診を行い8本の置鍼で自律神経と内臓を整えます。その後、Iソマトトープ、Kソマトトープという側頭部と後頭部の治療点に左右1本ずつ合計4本置鍼。すると、

「先生、フクラハギがプルプル震えよる。こんなんは、初めてじゃ!」

「ほんとじゃね・・・・あっ、ズボンが微妙に震えよらい・・・動画で撮っとこうわい。これ、フェイスブックに載せてもええ?」

「もちろん、ええですよ。」

ということで、微妙な揺れですが可視化出来た動画を掲載しようと思ったのですが、容量オーバーのため、出来ませんでした。結局、置鍼してから30分間フクラハギが震え続き、終了となりました。

「先生、やっぱり効いとるんじゃなあ、また連絡して来うわい。」

と、言葉を残してニコニコ顔で帰られました。

稾龍の奉納

今日は、河之内(かわのうち、私が生まれた地区)の記念すべき日となりました。宮司佐伯敦(実弟)が、総代さんをはじめとする地域住民の皆様の協力を得て、地元小学生、愛媛大学の学生さんを巻き込み、厳かな中にも和気あいあいとした稾(わら)で作った龍の奉納祭りを、執り行いました。10月22日から準備を始め、昨日までの期間大変な労力を費やしたことでしょう。皆様本当ご苦労様でした、そして、素晴らしい時間をありがとうございました。

来年は龍年、初詣を河之内の惣河内神社で迎えてみては、いかがでしょうか?立派な稾の龍がお出迎えしてくれますよ!

心と体

 

 

 

「今から1時間後に、診てくれませんか?」

突然の電話がありました。70才代の女性患者Bさんは、間質性肺炎と胸膜疾患をお持ちで、「ヒー、ヒー」という空咳が突発的に出たようです。農業をされており、枯葉を焼いた時の煙が原因です。Bさんの大好きな美空ひばりの曲をかけて待っていると、

「ヒー、ヒー、これ、紅マドンナの小さいやつ、早う冷蔵庫にいれとかんと、いけんよ。ヒー、ヒー。」

高級みかんの紅マドンナ(早速いただいたのですが、本当に甘い!ビックリ‼️)、を冷蔵庫に納めてから、早速治療に。1本1本を丁寧に、少ない本数で治めようと決めていました。まずは膝診で圧痛点を見つけますが、予想通り胸椎#2~4に圧痛点がありました。ちょうど肺がある第2~4肋骨辺りの治療となります。優しくふくらはぎを触りながら診断していくと、

「触ってもらっただけで、治ってき出した。」

と、にっこり笑顔で喋ってくれました。この一言で益々、優しく触ることに意識がいくようになり、胸椎治療に3本置鍼したのが効いたようです。ヒー、ヒーがいつの間にか治ってきました。結局6本の置鍼で終了。あとは、左右の臀部にコリがあるのが気になるので、足に見つけた治療点に指先で触れる操法開始。約20分間でコリが取れました。

野口整体の創始者、野口晴哉先生の「体を心として、心を体として観る」のお言葉を意識して過ごした時間でした。この言葉を紹介してくださったYさん、ありがとうございます。

冬はウオーキングより四股

今日は、「冬の夜のウオーキングはおすすめしません」というYouTubeを作りました。その理由は、動画で説明しています。そして、おすすめしたのは、四股(しこ)です。そこで、四股の効能を下記にコピペしましたので、興味ある方は、ご覧ください。

『四股が腰痛に良い理由は、股関節の柔軟性のアップと体幹が強化されるからです。ここでは、それぞれについて分かりやすく解説します。

股関節の柔軟性がアップする

股を大きく開いて腰を沈み込ませる運動を腰割りといいます。腰割は四股のはじめに行う動作で、股関節の柔軟性アップが期待できるのです。

股関節の柔軟性がアップすると、骨盤の動きが良くなります。腰は骨盤と連動して動くもの。そのため、腰割りで股関節を柔軟にすると、結果的に腰痛も楽になるのです。

体幹が強化される

腰割りの際に、体を地面に向かって沈み込ませる動作は、太ももや臀部の筋力強化につながります。さらに、四股を踏むために片足を上げるため、一本の足で体を支えるための筋力やバランス感覚が養われるのです。

結果的に、四股が体幹の強化に役立ちます。体幹が強化されると、体の軸がブレにくくなることで、正しい姿勢をキープすることが可能。結果的に、姿勢の崩れによって起こる腰痛を予防できます。』

場所を取らず、どこでもできる四股は、日本が誇る素晴らしい健康法です!

日本人の姿勢

私が幼いころ、夜は、真っ暗闇。懐中電灯を持って買い物をすることもありました。麦わらで出来た買い物服を下げ、月明かりの中、ムササビが飛び交うこともありました。そんな時、恐る恐る歩くものです。夏ならば、草履(ぞうり)を履いて足の指先をセンサーにして歩いていました。昭和30年代のことです。もう少し時代を遡って江戸の初期・・・・

人々は、着物を羽織り腰には帯。提灯の灯りをたよりに、わら草履をはいて歩いていました。道は凸凹で水たまりや、馬糞、牛糞が落ちている道を、やはり恐る恐る歩いていたに違いありません。着物を着ているので、歩幅は狭く腰を落とした踵重心で、足の指先をセンサーにして歩いていました。これが、日本人の本来の歩き方です。

ところが、明治になり靴を履くことが普及し始まり、徐々に鋭い足先のセンサーを使わない生活へと移行しはじます。軍隊では、ヨーロッパの形式を学び歩行、戦術も靴を履いたものとなり、学校でもそれが普及しました。足を上げつま先を蹴った歩き方を幼い頃から学び、叩き込まれました。特に運動会ではそれが顕著でした(幸いにも、私が小学生のころは、裸足で走ることがまだ、普通でした)。

その結果、老人が転んで大腿骨を骨折し、歩けなくなり亡くなられるケースが増えてきました。これは靴文化の弊害です。靴を履いてつま先で地面を蹴ると必ず前屈みで重心が前になります。この状態で何かにつまずくと必ず転びます。足の指先は、手の指先と同様に非常に繊細なセンサーなのです。そのセンサーを働かせていないのですから、転び方も激しくなります。

愛媛県の松前町には、「おたたさん」という頭に魚の入ったオケを乗せて行商するご婦人がいました。彼女たちは、着物を着てアゴを少し上げ、頭の真ん中にある脳幹を背骨の延長線状の位置に起き、脳幹と背骨を縦一直線にして安定した姿勢をとっていたはずです。そこに重いものを乗せても重さを感じない道=経が出来ていたのです。それが神と繋がる「神経」だったに違いありません(大野朝行先生の著書からの引用です)。

今一度、日本人としての姿勢を正す時が来ているようです。