愛媛の高校野球

 

患者さんの話を伺っていると、生きた情報がストレートに入ってきます。最近チョット驚いた情報は、愛媛県の高校野球情報。20年くらい前までは、愛媛県の高校野球は、日本を引っ張っていたのです。勝率も日本一を長年キープしていた時期もあったのです。それが、大阪に勝率を日本一に譲ってからは、急下降。最近では、一回戦で敗退が当たり前になりつつあります。その結果、来年からは四国の選抜高校野球の出場枠は、2となってしまいました。それまでは、中四国合わせて5校枠だったのですが・・・

そこで、高野連が愛媛県の秋、ベスト8以上のチームに対して、広島の広陵という強豪校(優勝候補の常連校)と練習試合を組むように命じられました。そのため、松山商業、松山東高、新田高校が10月14、15日に練習試合を組まれました。こんな日が来るとは、思ってもいませんでした。

私は、高校野球に直接関わっていないので、何も言えないのですが・・・・少し言えそうなことは、東北地方の努力。選抜高校野球大会では、来年から出場枠が1つ増えました。仙台育英が去年優勝、今年準優勝という金字塔を納め、東北の他県も甲子園で、ベスト8、4が当たり前になっているのが現状です。岩手県からは、世界のスーパースター大谷翔平、伸び代無限大の佐々木朗希が出てきています。なぜ、こんなに東北地方が強くなったのか?

これは、私の勝手な色眼鏡で「東北地方の努力」をつぶやくので・・・無視してください。

東北地方の筑波大野球部OBが、長年毎年勉強会をしている事実を、数年前に知りました。筑波大野球は、ソフトバンクの工藤監督や、ロッテの吉井監督が大学院で勉強しているほど野球を学問として捉えています。その勉強会を東北では地道に行っていたのです。この功績は大きいと思います。

筑波大野球部の創始者、功力(くぬぎ)靖雄先生が野球を学問、文化として捉えた先見の明を東北地方のOBは分かっていたのです・・・偉い!

愛媛もこれから、これから!