ギックリ背中で来院された40才代の男性患者Aさん。昨日の治療で痛みが1/3になりました。今日で、連日の治療となります。そこで、昨日効果のあった胸骨の圧痛点に指先を触れるだけの操法を行う事にしました。昨日は、胸骨に鍼を刺し背中の痛みを取っていきました。
「OKグーグル、タイマー5分お願いします。」
「はい、タイマー5分ですね、それではスタート。」
この軽く指先を触れるだけの操法、鍼灸師になる前は当たり前に行っていた治療法ですが、今回はこの操法が良いと感じました。そこで、昨日効果があった足の治療点(来年の学会で発表するつもりです)に指先を触れるだけの操法を6カ所に行いました。
「どうですか?」あ
「・・・・いいですね・・・凄い」
ということで、治療終了となりました。文章にするとこれだけになるのですが、触れている私はどうなっているかというと、患者さんから伝わるエネルギーのため微妙な動きが生じます。野口整体でいうところの活元運動、今昭宏先生でいうところの自発動です。どうやら、これが治療の源のようです。今後もこの操法を少しずつ行ってみようと思います。