カラダの物凄いパワーを信じる

春から夏にかけて、あらゆるスポーツが活気を帯びてきます。今日も練習を終えたスポーツマンの高校生が3人来院されましたが、3人とも肘に痛みを抱えていました。大谷翔平選手は肘の内側側副靱帯損傷のため、手術をし今年は投手は出来ません。本当に手術が必要だったのでしょうか?

カラダって、治ろうとする物凄いパワーを持っています。そのパワーを上手にありがたく使えば、手術などいらないと思います。実際、去年大谷翔平選手と同じ病名の患者さんを治療し、その患者さんは現在、しっかりボールを投げることが出来ています。

今日来院された3人には、セルフケアの方法もしっかりお教えしました。手術なんかしなくても、必ず治ると信じています。

勝手な思い込み?

前回、自発動で治療点を見つけると書いたのですが、本当にピタリと当たるので、しばらく続けていきます。なぜこんなことが起こるのか(例えば、診断点に右手中指先を当て、左手中指先を当てしばらくすると、勝手にカラダが動く)・・・・

全く科学的な知識もない私から、科学的な説明は出来ません。ただ、カラダを通して感じることは出来るので、その経験、感覚から言うと、診断点と治療点を軽く触れることで微妙な電流が流れ、適切な個所であれば、より多くの電流が流れ私のカラダが勝手にうごきだす。

そんな風に思えます。今後数ヶ月この方法で治療が確立していくならば、ある程度納得していただけると思います。ただ、まだ始めたばかり・・・・単なる思い込みかも知れません。まあ、やってみましょう!

自発動

新しい治療点を見つける方法

私のカラダは、自発動(無意識の動き)が生じます。これを結構な時間、封印していたのですが、積極的に利用することを思いつきました。私は勝手に治療点を見つけていますが、まず最初に私のカラダで実験してから見つけるのです。軽く指先を触れて私のカラダのどこが動くのか観察するのです。

それで、最近の治療点探しは、患者さんの診断点に軽く指先を触れ、反対の指先で治療点を探すというやり方にしています。治療点にドンピシャで当たると、私のカラダは自発動します。その時点で治療点が分かるのです。非常に便利なのでこれからドンドンこれでやっていきます。この動画を撮ると面白いと思います。また、いずれ!

保険が効く?

 

鍼灸治療は、保険適応が効かないと思われている方が多いと思いますが、医師の同意書をいただくと効きます。もっとも、同意書を書いていただくのが難しいのですが・・・

幸い、興居島(ごごしま)では同意書をいただけたので、今日は出張治療に来ています。興居島は、松山市高浜港からフェリー船で約13分(由良港まで)のところにある比較的、近くて便利なところに位置しています。興居島には由良港と泊(とまり)港があり、それぞれ14便運航しています。午前中に一人治療し、午後2時からの治療のため休憩中です。普段は、1日1食なのですが、こんな時は、地元の食堂に行き島の様子を体感するのが一番。

海岸近くでオープンしているうどん屋さんに飛び込んだのですが、大賑わい。サイクルリンググループ5名と、何かしらのお仕事の女性が2名野外ベンチで注文待ち。店内はカウンターと2つのテーブルは満席です。私は、ワカメたっぷりのワカメうどんを500円でいただきました。こしのあるうどんで、美味しかった!

興居島に来て改めて「人の縁」を感じます。今日の患者さん、松山市にある歯科医院に通っているのですが、私のいとこが歯科医をしているところでした。何かに導かれているのかも知れませんね。

真っ赤な手の平

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、左右の手の平の色を見比べることをします。今までの経験では、8~9割の方が左の手の平が白っぽい印象を受けます。その後、両手の親指と人差し指の間(合谷というツボ)を押圧して、左右どちらが痛いのかを患者さんに伺います。やはり、8~9割の方が左に痛みを感じるようです。

この理由の一つは、腸管膜根(ちょうかんまっこん)の緊張にあります。腸管膜根とは、小腸の根元のことで、左の第2腰椎から右腸骨窩(右骨盤の凹んだところ)にあります。それが精神的、肉体的ストレスで縮むことが多くあります。すると、右骨盤が上にあがり、左脚が下がって重心が左に傾くのです。その結果、左に体重がかかり左側の血流が悪くなる傾向があるようです。実は今回のテーマは、これではありません。

「グーして、パー!」

と、手の平を上にして患者さんの手のヒラの色をチェックする時、感じていた気になることが、今回のテーマ。やけに、真っ赤の手の平の患者さんがおられるのです。今回は、「石原医学大全」著者の石原結實先生が、YouTubeで真っ赤な手の平の理由を説明されています。興味ある方は、ご覧ください。

チョット考えてみます

 

「石原医学大全」でお風呂の効用をたくさん述べておられます。それを少しずつ体感しているのですが、レモンと粗塩を入れた風呂は、入浴後もポカポカと温かいのです。また、今朝は、去年から乾燥して竹籠に収納していたドクダミを粗塩と一緒に入れてみたのですが、これまた素晴らしい!入浴後、汗が吹き出してきました。粗塩を多めに入れたのが効いたのかもしれませんが・・・

「石原医学大全」には、ビワの葉(湿疹、かぶれ、あせも)、イチジクの葉(神経痛、リウマチ、痔、便秘)なども効果があると書かれています。これらの植物、この周辺で取れるので、しっかり乾燥して保存すれば、お風呂が楽しくなりそうです。

近くのホームセンターで、天日乾燥用の青い3段ネットを購入して、今はヨモギを乾燥させています。これは、モグサの原料になるのですが、これらの乾燥植物の保存と、デイスプレーは治療空間には、重要なアクセントになるかもしれません。

チョット考えてみます。

中指がセンサー

 

最近、やっと中指の指先がとんでもないセンサーだと分かりました。山元式新頭鍼療法(YNSA)の治療点を頭に探すことは、デッサンが一番と思っていたのです。私は、美術家としてある程度活動をしていたので、一般の方よりも、一応デッサン力あります。そこを、頼りに治療をしていたのです、今までは。

ところが、指先でソフトに触れることの情報の凄さにやっと気づきました。これからです、私の治療は・・・・・今日は、これまで。

根拠のない確信

 

二日前にギックリ腰の一歩手前で来られた60才代の男性患者Bさん。本日も来院されました。4日後の日曜日には、ゴルフ大会が控えているため、体調を万全にしておく必要があります。前回の治療では、「ギックリ腰の一歩手前」プラス「3ヶ月前から五十肩」もありチョット中途半端な治療になったかもしれません。

「腰は翌日からまた痛みが出てきたんよ。」

「それで、肩の方はどうなん?」

「肩は良うなった!」

「よっしゃ分かった。そしたら、上着を脱いで患者着に着替えてもらおうわい。」

と、今回は腰痛だけに絞って治療することにしました。左右の膝診で7本置鍼し、後頭部のKソマトトープに4本置鍼後、奥のベッドに移動してもらいました。そこでは、うつ伏せになってもらい、肩甲骨辺りのツボ(天宗、臑兪、秉風、天髎)に左右4本ずつの合計8本置鍼。その後、足にみつけた腰の治療点にお灸を左右に12壮して、尚かつ、肩甲骨周辺にパイオネックス(円皮鍼)を8ヶ貼り終了としました。

「どうですか?」

「軽い!」

今回は腰痛が戻らないという、根拠のない確信を感じたのでした。

紫雲膏のムラサキ

最近は、鍼治療からお灸治療に移行する患者さんが、徐々に増えてきたため、モグサと皮膚の間に緩衝材として乗せる「紫雲膏」の消費量が増えてきました。この「紫雲膏」たったの20gで980円もするのです。そこで、手作りで安く!

と、作り方などを調べていったのですが、「安く作る事は、無理」という結論に至りました。その理由は、紫雲膏の紫色を作っている植物・ムラサキが絶滅危惧種であることが分かったからです。滋賀県東近江市株式会社「みんなの奥永源寺」の前川真司さんがこのムラサキを栽培し絶滅危惧種からの危機を救おうとしておられます。その一節を記載します。

【紫草(ムラサキ)とは】

ムラサキ目ムラサキ科ムラサキ属の多年草で、2007年に「東近江市の花」に選出。紫草は、万葉集に詠われるほど歴史が古く、その根を紫根(シコン)と言います。

紫根は、濃紫の染料のほか、抗炎症や皮膚再生作用が高いことから生薬としても珍重されてきました(成分名は「シコニン」)。

紫根の花(初夏から咲き出します)

栽培の歴史が長いにも関わらず栽培技術が未だ確立していないため、収穫率は僅か5%程度。また、冷涼な気候を好むため、温暖化による環境変化に伴い生育数が減少し、絶滅危惧1B類に指定されている貴重な植物です。

※絶滅危惧とは、環境省が公表しているレッドリストに掲載され、近い将来に絶滅危険度の高いものもしくは絶滅の意見が増大しているものを示しています。

【紫根(紫草の根)】

染織すると紫色になりますが、収穫した紫根は赤色に近いものとなっています。また、絹を染めると濃紫色になりますが、麻や木綿などは淡紫色になります。

【紫草を絶やさない】

絶滅危惧1B類ではあるものの全国で栽培されている紫草。前川さんは全国の生産者と積極的に情報交換を行い栽培技術を高めていきたいと考えています。

【みんなの奥永源】2017年、奥永源寺地域をはじめ地元住民から出資を募り、株式会社みんなの奥永源寺を設立しました。

2018年から、産官学創連携により、紫草を用いた化粧品を開発・販売し、業績は好調です。

とあり、いずれにしても手に入り辛い植物であることが分かります。そこで、紫雲膏作りは諦めました。その代わり、別物を入れて、モグサと皮膚の緩衝材にします。出来上がったら紹介いたします。

 

眠気からの教え

 

最近、治療点を見つけ「ここだ!」と感じられる時、突然眠気が襲ってくるという現象が現れはじめています。2週間くらい前から、ちょくちょく感じてはいたのですが、この2~3日は顕著な形で現れています。これは、一体何なのでしょう?

そこで、眠気に関して調べてみた結果、眠気と覚醒は釣り合っていて、覚醒が弱まれば、眠気がくるということだけは理解できました。それ以外の事は、私の頭脳の許容範囲を超えており理解出来ませんでした。理解できたことから判断すると、覚醒という最大の緊張から解き放たれた時に眠気が生じるといえるのかも知れません。

私の治療時は、左右の指先を治療点と診断点に触れて集中します。感覚を研ぎ澄ませ、治療点と診断点の相関関係を感じ取ろうとします。そして、「ここだ」と確信した時、一気に覚醒が弱まり、眠気を感じるのかも知れません。

ということは、以前の治療は感覚を研ぎ澄ませるまでの集中力がなかったと言えます。もう少し体験しながら、眠気に付き合ってみようと思います。