恒例の年賀状、やっと投函できました。年に一度だけ美術家として干支の動物を描いています。私の日常は治療家。本当に幸せな人生を過ごせています。
明日は、ギャラリーキャメルKというところで、13:00から、9曲演奏してその後、山元式新頭鍼療法(YNSA)を紹介することになりました。初めての試みですが、普段の治療を見ていただき、その説明を分かりやすくしてみたいと思います。
明日、早めに起きて朝練しましょう!楽しみです。
恒例の年賀状、やっと投函できました。年に一度だけ美術家として干支の動物を描いています。私の日常は治療家。本当に幸せな人生を過ごせています。
明日は、ギャラリーキャメルKというところで、13:00から、9曲演奏してその後、山元式新頭鍼療法(YNSA)を紹介することになりました。初めての試みですが、普段の治療を見ていただき、その説明を分かりやすくしてみたいと思います。
明日、早めに起きて朝練しましょう!楽しみです。
それにしても、風邪はしつこい。カラダは軽くなって動けるのに、ノドがブレーキをかけています。ノドは喋ったり、食べたり、飲んだり、息をしたりと生きるための基礎を築いているところ。そこが、しっくりこないとサイドブレーキをかけたまま動いている自動車のようです。
あまりにも、元気だった17年間のつけが、しっかり回ってきています。弱者の視点を今一度、体感しています。もうこれから、ワインを飲んで寝ます。おやすみなさーい!
風邪から何日?
もう風邪をひいてから、よく分からないくらい日が経った様に思います。日に日に良くなり、ノドの奥が少しイガライくらいとなりました。17年間も風邪を引いていなかったという無意識の上から目線が無くなったことは、良かったです。今回の風邪で患者さんの目線を思い知ることが出来ました。「来年こそ、もっと患者さん目線!」が目標です。
それから、改めて風邪のメカニズムを知る必要があります。以下の通りです。
健康な人間の腸内は、有益な菌、有害な菌含めて存在し、微生物のバランスが保たれています。しかし、そのバランスが崩れて腸内環境が悪化するとウィルスの増殖が盛んになり、血液中に入っていくのです。
血流に乗ったウィルスは、喉の粘膜など弱っているところに炎症を起こします。私たちはその症状のことを風邪と呼んでいるのです。体質を正常に戻すには、腸内細菌を正常化することです。動物性タンパク質食品や三白食品をやめ、玄米菜食に切り替え、特に酵素を十分に補給して腸内乳酸菌の増殖を図ります。
このことを、身をもって知りました。市売の弁当など絶対買うことがない私ですが、知人の奢りでつい食べてしまったのが・・・・・原因。腸内バランスが崩れて一気に風邪で寝込むことになったのです。この1週間、毎日10時間以上の睡眠をとりました。それくらいの浄化期間が必要で、しかも、断食をすることでより浄化され、解毒されるのです。
残念ながら多くの方々は、このことに理解を示しません。「風邪を引いたら、沢山食べて栄養をつけよう!」という考えの方が多いようです。風邪を引いたということは、カラダ全体がバランスを崩して弱っているのですから、休むしかないのです。しっかり休む機会をいただいたと考えるべきです。
私の母親は元気なので、寝込んだことがありません。父親は67才で亡くなりましたが、風邪を引くとただひたすら布団で寝ていました。その影響なのか、風邪を引いたら良く食べるという発想は生まれて来ませんでした。「風邪を引いたら栄養を取ろう」と思っておられる方々は、ご両親からその言葉を受け継いているのでは・・・・と思います。高度成長期の西欧化真っ只中の悪しき風習です。玄米菜食の日本食がこれからのキーワードです。
風邪5日目
昨日、カリンを焼酎につけて冷暗所に置きました。1年以上漬けてノド薬になるようです。長年風邪をひいていなかったという、自信が崩れ落ちたので、しっかりノド薬を作ることに励みます。最も、漬けてからは置いておくだけなので、楽ちんです。私の周辺でも風邪気味の方が多いようです。今日はお蕎麦とネギタップリの味噌汁で済まします。とにかく、睡眠を多く取ることです。
夜の患者さんがお二人19:30から来られますが、治療後は直ぐに寝ます。
風邪3日目、8割方回復しました。とにかく、食べないことの大切さを実感します。極力内臓を休ませて、血液をきれいにすることです。午後、緑茶に酵素をたっぷり入れ飲んだのが美味しく、効いた気がします。夕食は黒豆入りの味噌入り玄米粥(げんまいがゆ)とぬか床たっぷりのカブの漬物で、元気になりました。
これが本当のお薬です。
風邪ひき2日目、野口晴哉先生(野口整体の創始者)のような達人は、1日で風邪を退治するそうですが・・・・私のような凡人には無理でした。そこで、森下敬一先生の名著「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」の風邪を治すの一節を再び引用します。
1)身体を温めるため、くず湯(本くず粉で作ったもの)を摂る
2)整腸のためクコ、カンゾウ、ヨモギの薬草茶を飲む
3)咳止めのために、黒豆、ヨモギを煎じて飲む
4)水分排出と粘膜強化のため、焼き味噌と刻みネギに熱湯を注いで飲む
5)呼吸器系等強化のため、レンコンのすりおろし汁を飲む
今回は、上記のうち1)、4)、5)にトライしました。1)のくず湯にはテンサイ糖ときな粉を入れて飲みやすくしました。美味しかったので、また作って飲んでみようと思います。4)の焼き味噌ですが、刻みネギを入れて飲むと、普通の味噌汁でした・・・・なぜ焼くのか?がよく分かりませんでした。5)レンコンを中途半端にすりおろしたため、量が少なく、食べてしまいました・・・再度挑戦する必要がありそうです。黒豆に関しては、玄米と一緒に炊いているので夕食でしっかり食べようと思います。
薬など一切使わないで、自然の食材だけで風邪を治すことが最も質の高い治療法です。
そこで、40年ほど前、ニューヨークにいる時のことを思い出しました。ある女性が風邪をひいた時、「私はレンコンを食べたのよ!」と得意げ言っていました。当時は、「それがどうしたの?日本にはレンコンなんてどこで買えるよ。」と心の中でつぶやいたものでした。
当時のニューヨークは桜沢如一氏のマクロヴィオテックの思想が流行っていたので、インテリの間では、薬に頼らない治療がすでに浸透していたのだと思います。当時の私には見抜けていなかったようです。今になってやっと分かり始めました。40年ほど前の女性に、これから追いつけです!
17年ぶりに風邪をひきました。大した風邪ではありませんが、皮膚が繊細になり少しダルさを感じます。とにかく、こういう時は、断食と睡眠です。毒素を出すために汗と便が大切。普段の食事は玄米か蕎麦を中心で、ぬか漬けを食べているのですが、知人の差し入れ弁当で、久しぶりに白米と肉を食べたものですから、昨日は便秘。
夜はしっかり布団で汗を出し、朝は快便。これで、もう一日断食すると風邪は治ると思います。森下敬一先生の名著「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」では、
自然医食療法では、原因は風邪をひいた人の体質そのものにあるとしています。ウィルスは、体の外から入り込んだのではなくて、腸内で自家生産されるのです。ですから、体質面の問題を治さない限り根本的な治療になりません。
健康な人間の腸内は、有益な菌や有害な菌も含めて存在し、微生物のバランスが保たれています。しかし、そのバランスが崩れて腸内環境が悪化するとウィルスの増殖が盛んになり、血液中に入っていくのです。
血流に乗ったウィルスは、喉の粘膜など弱っているところに炎症を起こします。私たちはその症状のことを風邪と呼んでいるのです。体質を正常に戻すには、腸内細菌を正常化することです。動物性タンパク質食品や三白食品を止め玄米菜食に切り替え、特に酵素を十分に補給して腸内乳酸菌の増殖を図ります。
具体的には次のような手当てが即効性を発揮します。
1)胃腸を休めるため、1ないし2日絶食し以下のようなことを実践する
2)体を温めるため葛湯を取る
3)自律神経のリズムを整えるため十分な睡眠を取る
etc.
「先生、昨日差し上げたカリンですけど、あれは薬用だそうです。妹が焼酎に漬ける方法を知っているので、またお教えしますね。」
80才代の女性患者Aさんからの電話です。立派なカリンを戴いたので、改めてカリンについて調べてみました。
『カリンは中国が原産地。バラ科カリン属の果実で、古くから薬用として用いられていたようです。カリンの花言葉は、春に淡いピンク色の美しい花を豊かに咲かせるところから「豊麗」と言われています。
日本では香川県をはじめ山形県、愛媛県、山梨県、長野県など全国各地で栽培されていますが、寒さに強く、暑さに弱い植物です。庭園樹としても人気があります。
カリンにはさまざまな栄養素が含まれていますが、代表的なものは、「アミグダリン」「カリンポリフェノール」「ビタミンC」「カリウム」「食物繊維」などがあります。
アミグダリン
カリンには、せき止めに良いとされるアミグダリンという成分が含まれていますが、効果に関する十分な根拠はありません。むしろアミグダリンは体内で腸内細菌により分解されると、青酸中毒をおこす危険性があるので、注意が必要です。とはいえアミグダリンは、加熱・アルコール漬け・加糖加工の過程で毒性は分解され、アミグダリンの残存する量は僅かで、健康に悪影響がない量だそうです。普通に作れば何の問題もありません。アミグダリンは種子に多く含まれるので、加工しても種子を食べないよう注意する必要があります(不安な方は、種を入れずに加工しましょう)。
カリンポリフェノール
カリンにはタンニンをはじめとしたポリフェノールが含まれています。カリンポリフェノールには抗酸化作用があり、細菌やウイルスによるのどの炎症を鎮めてくれる働きがあると言われています。
ビタミンC
カリンに含まれるビタミンCは、コラーゲンの合成を高めて美肌を保つ効果があると言われています。また、シミ・そばかすを予防する働きも期待できます。
食物繊維
カリンは食物繊維が豊富で、特に不溶性の食物繊維が多いです。不溶性食物繊維は、腸内の有害な物質を吸着し、体外への排出を助ける働きがあります。
カリウム
カリウムは、人体に欠かせないミネラルの一つです。
ナトリウムの排出を促して血圧の上昇を抑える働きがあり、高血圧の予防になると言われています。更に腎臓にたまりやすい老廃物の排せつを促す働きも期待できます。』
実家の神社境内にカリンの木があり、沢山の実がなるので、お参りに来られた方々へ、去年は差し上げていたようでした。今年はどうなのでしょう?標高250mの実家は、カリンの木には程よい寒さなので、沢山の実がなるのでしょう。Aさんに教えてもらう方法で、カリンの焼酎漬けを作ってみます。
友人から戴いた渋柿を干し柿にしました。南向きの部屋は、お隣さんが家を解体されたため、明るい日差しが入ってきます。干し柿には一番良いところでしょう。30~40日は干す必要があるそうなので、来月中旬ころに食べらそうです。剥(む)いた柿の皮は、ぬか床に入れることにしました。
小説家、古谷永塔子さんが「今夜、ぬか漬けスナックで」というぬか漬けに関わる本を出されておられます。その古谷永さんが、柿をぬか漬けにしてその感想を下記のように述べておられます。
「この前は、柿を漬けてみました。ガリっと固めの柿をぬか床に漬けると、程よくやわらかくなり、生で食べるよりも甘味が増したように感じました。
皮を剥いて漬けましたが、皮ごと漬けても。“皮がぬか床の味を良くする”という説もあるそうです」
今日ぬか床に入れた渋柿の皮が、深みのあるぬか床になっていく予感がします。古谷永さんによると、アボカドをぬか漬けにしても美味しいようで、何とチーズや茹で卵も入れて楽しんでいるようです。ぬか漬けは本当に楽しい!
私の手のひらの常在菌が、ぬか床で成長して私のお腹に入ってくれるのです。ぬか床は手をかけ過ぎても良くないし、放っておいても良くないそうです。昨日友人から戴いた無農薬の大根が、いい塩梅に漬かっているはずです。私は、ぬか床をたっぷり付けたままの大根を洗わずに食べています。ぬか床のぬかを水で洗うのは、もったいないのです。ぬか床そのものが乳酸菌の宝庫ですから。私はぬか漬けの初心者ですが、暑い夏を想定して色々試行錯誤して楽しもうと思います。
患者さんからお借りした本が、非常に面白いのでご紹介します。
「土偶を読む」です。誰もが考えていない発想で土偶を表現したのは、竹倉史人氏です。竹倉さんは、武蔵野美術大学を中退後、東京大学文学部・宗教史学科卒業。人類の普遍的心性を探求すべく世界各国の神話や儀礼を研究する過程で、縄文土偶の研究に携わることになりました。
美術大学に籍を入れていた竹倉さんは、創造性がある発想が出来る人なのだと思います。土偶を「食べ物」だと見なしたのです。お祭りには必ず大根や人参などの「食べ物」をお供えします。これを幼い頃から「?」と思っていた宮司の息子であった私は、一瞬で腑に落ちました。土偶は「食べ物」なのです!
まず、ハート形土偶は、二つに割られたオニグルミだったのです。実際、オニグルミが繁茂している会津地方から、ハート形土偶が多く出ているそうです。合掌土偶は栗、茨城県にある椎塚土偶は、ハマグリをかたどった土偶・・・・これは、見た瞬間ぴーんとくるはずです。また、みみずく土偶と呼ばれていた土偶を、竹倉さんは、星形土偶と命名し、その頭の部分を上から見ると、オオツタノハという貝殻そっくりです。まず、間違いありません。そして、有名な遮光器土器は、何とサトイモだったのです。
竹倉さんは、これらの研究を本にしようと試みますが、土偶研究の権威からお墨付きをいただけなないと出版できないこととなり・・・・八方塞がりになりますが、東工大で講演後、参加者達から爆発的な反響があり、美術家でありアートディレクターである玉城そのみさんが、企画したワークショップで竹倉さんが講演し、なんと私の親友である岩下徹氏が踊りのワークショップをしたそうです。やはり、類は類を呼ぶのです!・・・・というお話でした。