コンポースタ

私の住む松山市では、生ゴミから腐葉土を作るコンポースタを購入する際、助成金が出ます。写真にあるように、コンポースタの請求金額は、6578円ですが、私が実際に支払った金額は、3378円です。残り3200円は助成金となります。

コンポースタで生ゴミを家庭で処理すると、ゴミ削減となり松山市にとっても予算削減となります。お互いがウインウインの関係になるのです。松山市は50万人以上の都市での1人当たりのゴミ排出量が日本一少ないのです。これは、コンポースタ助成金のお陰だと思います。また、温暖な土地柄で家庭菜園に適しており、日本一通勤時間が短い愛媛県では、家庭菜園の時間も必然的に多くなります。コロナヴィールス感染対策でステイホームが普通になった今では、私のように家庭菜園を始める人が多くなり、松山市の生ゴミが少なくなっていくのでは・・・・と、期待しています。

今日、コンポースタを設置し、生ゴミを入れて感じたことは、そんなに簡単に土にならない。上手く発酵しそうにないということでした。そこで、写真のように「生ごみ発酵堆肥化容器」なるものを買い込み、これで発酵させようと考えました。これで2~4週間ねかせ、コンポースタに移せば、なんとか腐葉土になるのでは・・・・と、思っています。幸い、我が家のウラは山なので落ち葉だらけ。

腐葉土ができますように❣️

ツバメ

ツバメが2年ぶり鍼灸院のガレージに戻ってきました。
ちょうど駐車場に畑を作ってからのことでした。何やら賑(にぎ)やかなツバメの会話が聞こえるな・・・・と、畑仕事をしながら気づいていたのです・・・ただ、去年は来んかったし・・・

いやいや、巣作りを開始しています。ツバメは、東南アジアや、オーストラリアの北部から4000kmの距離を1日300〜400km海面すれすれを飛びやって来るのです。平均50km/h最大速度200km/hと自動車並みのスピードで飛んでいるようです。しかも、集団ではなく、単独飛行。天敵も多いことでしょう・・・日本の愛媛の松山の我が家に到達すること自体が、奇跡です。

ツバメの平均寿命は1年半だそうです。天寿を全うすれば、10数年生きることが出来るそうですから、来年も同じツバメが帰って来るかも知れません。それにしても、自力で海を超えてすみかを見つけるのですから、風水的には良いところを見つけるはずです。そして、人が多く集まってツバメを見守ってくれる環境を選ぶようです。最近は、治療をしていない時は、ガレージで作業をしていることがあるので、ツバメは安心しているのかも知れません。

風水というのは東洋医学の陰陽五行という思想を、環境に当てはめたものと理解しています。この世にあるもの、いるものは、木火土金水の性格で陰陽を踏まえているという見方。我が家に来たツバメは、それを踏まえているのでしょう。巣作りでは、草(木の性格)、土、水を使います。巣を作った場所は雨水パイプ(金の性格)。そして、巣は東向き・・・これは、木の性格・・・残念、南向きだと火の性格になるのですが・・・・ツバメもそこで、きっと悩んだのしょうね。

100点満点じゃなく、60点以上で十分です。ツバメさん、ここを選んでいただきありがとう😊

家庭菜園を始めて、その諸先輩から多くのアドバイスをいただいています。今日は、友人からエダマメ、キャベツ、オクラの苗や種、そして自家製の竹炭をいただきました。この竹炭が凄いのです。この友人は、自生の竹を伐採し粉砕。それを薫製(くんせい)し竹炭を作ったのです。

この竹炭を畑にまくだけで、畑が元気になるように思うのです。間違いなく気持ちいいのです。そこで、竹炭について調べてみました。以下が抜粋です。

『竹は、炭化すると、素材の組織である無数の小さな穴がそのまま残ります。
この部分を多孔と言い、この多孔の内側の凹凸が、吸着性に優れており、空気の清浄や脱臭、水の浄化、湿度を一定に保つ調湿効果に力を発揮すると言われています。

豊富なミネラル
竹炭にはミネラル成分が豊富に含まれ、その抽出量は木炭の数倍にもなります。
カルシウムやカリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄分など、健康を守る天然ミネラルが、水に溶けやすい形で、しかも豊富にバランスよく含まれています。
竹炭のミネラルは、備長炭に比べると カリウム35倍、ナトリウム10倍、マグネシウム5倍の量になります。

抗菌・消臭作用
竹炭は弱アルカリ性~アルカリ性を示すPh値をもっています。
そのため、ばい菌が好む弱酸性に対して大きな抗菌効果があります。この抗菌作用は活性珪酸によると考えられています。この物質は特に生臭さの原因であるトリチルアミンを吸着することに優れています。

抜群の吸着力
竹炭の防湿・湿度調整作用や脱臭作用は、そのすばらしい吸着力によるものです。
その力は木炭の10倍以上あるといわれます。その無数の穴が湿気を吸い取り、適度な湿度を保ってくれます。
炭の表面に空いている無数の穴の中には有効な微生物がいて、空気中の湿気やにおいの成分、建物の建材によるホルムアルデヒドなども吸引し、消臭分解してくれます。

遠赤外線効果
竹は中温以上(700℃前後)の窯で焼き上げて、炭にすると弱アルカリ性を持つようになります。竹炭をお風呂に入れると、湯の中で加熱されることで竹炭から放射される遠赤外線の波長が短くなりからだのすみずみまでよく温まり、ぽかぽか効果が得られると言われています。
お風呂に入れるとアトピー等の皮膚炎にもその効果を発揮します。

森林浴効果
竹炭からは強力なマイナスイオンが出されています。
空気をきれいにするだけでなく、ヒーリング(癒し)の効果もあるのです。』

なんとも素晴らしいものを、戴いたものです。
日本では、竹が山を荒らしています。知恵をしぼって竹をなんとかしましょうよ❣️

自然農薬

昨夜の大雨が、屋根から滝のように落ちたところに、ゴーヤを植えていたプランターを置いていたのです。ゴーヤは白い根っこをさらけ出し、腐葉土はあたり一面に飛び散っていました。

「ありゃ!!こりゃあいかん・・・」

と、雨合羽(あまがっぱ)に着替えて、ホースをジェット放水にして、腐葉土を道路まで流していると、軽トラが1台駐車場に入ってきました。

「先生、これズッキーニの育て方が書いてあるけん、読んでみて。それと、この本は面白いことがいっぱい載っとるけん・・・参考にしてみて下さい・・無農薬がええけん。」

と昨日来られたご夫婦の患者さんが、雨の中、来られ風のごとく去っていかれました。
写真にある4冊のうち、「自然農薬で防ぐ病気と害虫」には驚きました。全く未知の世界で、ワクワクの連続でした。その一部を掲載します。この本の冒頭の「はじめに」で驚きました。

『春はツクシにアセビにチューリップ、夏はアサガオ、スギナ、オミナエシ、秋はサルビア、コスモス、ヒガンバナ・・・・これが私の旬の雑草3種混合自然農薬の材料です。自然界の植物も動物も皆お互いに身を守り子孫を残す術と、互いに共存共栄する知恵を持っています。私の自然流防除は、こんな自然界の力をお借りして病害虫たちから身を守る野菜たちの力を手助けしてやることが基本になっています。

(中略)

これらは、すべて身近な自然からの贈り物です。金もかからず、自然農薬の成分は4〜5日後には分解され野菜の養分になります。

化学農法による防除は、病害虫を全滅させる力を持っていますが、病害虫もすぐそれに対抗する力を持ってしまい、強い病害虫だけが生き残る悪循環となっています。人間の都合で完全に絶滅しようと思っても、そうはいきません。逆に野菜の力を弱め、それを食べる私たちにも効いてしまうことになるのです。

私は化学農薬や化学肥料を用いず、身近にある自然の材料で自然農薬を作り野菜を作ってきました。100%防除しようとは思いません。80%も防除できれば満点です。残りは天敵たちにお任せです。』

60%で十分です・・・これ実践してみます。

畑でお話

「先生、きゅうりはドンドン大きなるけん、柵はしっかりしとるんを作らんと、倒れてしもたらいくまい・・・・横の竹は2本じゃのうて、3本にした方が、丈夫じゃ。」

と、指導していただいたのはご主人。

「ネギときゅうりは相性がええけん、近くに植えて、トマトはあんまり水あげられんよ。ナスは逆にお水が好きじゃけん・・・近くに植えん方がええんよ。ニラは虫予防にええけん・・・ニンニク、セージ、パセリなんかも虫が来んようになるけん、上手いこと植えたらええわい。」

と奥さん。
9時から診察なのですが、畑を見ながら会話が弾んでいき、ついには愛媛が誇る農業の仙人「福岡正信さん」の話にまで展開していきます。お二人は、何度も福岡さんの農場を訪れ、その作業の様子を見学されたそうです。このような患者さんを治療する幸運に改めて感謝です。診察を始めたのは、9時30分からでした。

午後からの患者さんの奥さんが、家庭菜園に凝っておられます。患者さんが、治療後ベッドで寝てもらっている間、畑で野菜話。

「土と水が大事。水は水道水だと良くないですよ・・・雨水が一番いい。松山市で雨水タンクを設置すると補助金が出るんですよ(100リットル〜200リットル未満なら3万円)。野菜の出来が全然違います。」

「・・・・そうか!確かに・・・考えます。お風呂に水素水を使っているんじゃけど・・・これを使うのが一番手取り早くかも・・・・」

などと、色々アイデアが生まれて来ました。
柵は3本横竹を入れしっかり出来ました。ニラとネギも植え替えしっかり水をあげたのですが、夜の9時現在、大雨。天気予防をしっかり見ないと農業はできません😭。

アオスジアゲハの産卵

「先生、岡山のニラの苗をあげます。愛媛のと違って大きいでしょう!」

確かに、2日前にいただいたニラに比べると2倍以上おおきなニラです。ありがたいことに、家庭菜園を始めて、色々な苗をいただきっぱなし・・・・嬉しい❣️

また、別の患者さんからは、「現代農業」というプロが読む本を3冊も貸していただきました。

本読み不得意な私には、ちょっと重圧ですが、パラパラめくって楽しみます(操体法という私が関わっている民間療法の記事が載っているので嬉しくなりました)。

今まで、治療院にこもって過ごすことが多かったのですが、最近では、治療の合間にしょっちゅう畑を見に行き、水やりや草引きをしたりと、少しづつアウトドア生活が加わり始めました。すると、発見もあります。昨日来ていたアオスジアゲ

ハが再び遊びに来て、畑の土にしがみついているのです。私が近づいても、一向に逃げる気配はありません。そこで、接近してしかもアップで動画。すると、このアオスジアゲハ産卵をしているではありませんか❗️

まいった・・・・アオスジアゲハは遊びに来ているのでなく、野菜を食い荒らす幼虫の卵を植え付けていたのです。そこで、アオスジアゲハの事を調べてみました。産卵期は5月上旬。幼虫はクスノキの葉っぱが大好き。これで、分かりました。私が畑の囲いにした丸太は、クスノキ 。アオスジアゲハは、クスノキ の匂いに惹かれてやって来て、野菜の苗を見て産卵場所を決めたようです。

必ず、幼虫が地面から這(は)いあがり野菜を食い荒らしにくる時があります。何やら楽しくなって来たのであります。

アオスジアゲハが舞う

 

 

「先生、あの畑うまいことやったね・・・あのクスノキ がええわい。あれじゃったら、腐らんし・・・あそこは、広いけん、もう1mくらい畑を広げたら・・・売るほど出来らい。」

患者さんご夫婦が、私のためにミョウガ、青じそとニラの苗を入れたビニール袋を畑に置いて、来院された時の第一声です。直径30cm〜20cmくらいで長さ1mくらいのクスノキ の丸太を囲いにした畑を気に入っていただいたようです。

当院の患者さんは、農業従事者や家庭菜園をされている方が多いので、初心者の私にアドバイスをどんどんしてくれます。先生と生徒も関係が、農業に関して逆転するので、患者さんは生き生きとされています。私もそこからエネルギーをいただき、新たな知識をいただくので、お互いに相乗効果があるように思います。

おかげで、一気に畑らしくなってきました。畑らしくなると美しいアオスジアゲハが、遊びにきてくれました。今まで、院内にこもり気味だったのが、畑という空間に導かれ解放され、ささやかな出会いが生まれそうです。

(動画と文章は関係ありません)

トリプルブッキング

昨日午前9時前に、3名の患者さんが来られました・・・・トリプルブッキング❗️と、思いきや、実は、ご夫婦の患者さんが、日にちを間違えて来られたのです。丁度、外で畑仕事の後片付けをしているときのことです。

「先生、畑するんじゃ・・・今度、ええもん持って来ましょうわい。」

と言って、間違えて来られたご夫婦は、石鎚山と御来光の滝が展望出来るところまで、ドライブにお出かけしたのでした。

そして今朝、お二人が軽トラに長さ2m~2.5mの竹10数本、ボカシ肥、もみ殻のくんせい等を載せてこられました。もみ殻のくんせいを畑にばらまくと、

「これで、きゅうりを移植してもええと思います。」

奥様は、野菜作りのスペシャリスト。私がきゅうりを密集して植えていたのが気になっていたようです。そして、トマトの苗から小さな花を見つけると、

「この花の下の新芽を取ったら、ええんよ・・・そして、この新芽を土に植えると、根が生えてトマトはドンドン増えるんよ。」

「この枝豆は、きゅうりと相性がええけん、一緒に植えたらええんよ。」

「青じそは、1人で勝手に増えるけん、日陰になるところでちょっと離れたとことがええわい。」

等々、次から次へと教えてもらいました。このお二人の先生は、毎週通院されるので、作業着を着たまま、畑でお迎えすることにします。ちょっと作業してから治療・・・・いいですね〜。
ご主人には、竹で支柱立てを作るようにと教えてもらいました。お二人の治療後、四苦八苦しながら作ったのですが、これが、面白い❣️
毎日、毎日が楽しくなりそうです。

移植

畑作り2日目。

狭い鉢にきゅうり3本と、もう一つの鉢にはズッキーニとゴーヤを1本ずつ植えているのは、良くないそうです。のびのびと育てるのが良いようです。そこで、きゅうりとズッキーニを鉢から、畑へ移すことにしました。

ところが、昨日畑に牛糞を入れたので、3週間くらいはそのままにしなくてはいけないようです。また、1週間後には、消石灰を入れて土壌を中和します。消石灰と牛糞を同時に混ぜると、アンモニアガスがが発生する場合があるそうなんです。そのため、1週間のラグを置くそうです。

とにかく、今のままでは、畑にきゅうりとズッキーニを移植するのはリスクがあります。そこで、ホームセンターに行き、野菜作り用の土を40kg買うことにしました。

40kgの土を、畑で一番日当たりの良いところに移します。そして、きゅうりとズッキーニを移植。ついでに、ホームセンターで買ってきたミニトマト、ナス、オクラ、枝豆、青じそを植えました。もう一つついでに、クスノキの枝できゅうりのツルがのびるネットを掛ける木枠を、クスノキ の枝で作ったのです。

コロナ禍には、土いじりがいいですね。

ペット

子供の日とあって、ホームセンターは密集でした。早めに牛糞やらを買い上げ、早速畑にまきました。全くの素人が家庭菜園をするのですから、ある程度、基礎知識を頭に入れなくてはなりません。インターネットで調べると、農業とは、科学であることが分かりました。物凄く奥深い!

これには、参りました。

ただ、微生物を飼っているという意識で畑を見ると、楽しくなります。微生物が心地よくふわふわのベッドで生活してくれればいいのだ!と思うようになりました。

私が子供の頃は、父親が飼っていた小鳥(セキセイインコ、十四松、ベニスズメ、文鳥、カナリヤ、ボタンインコ、キンカチョウ等)の世話をするのが、仕事でした。それ以外にも、カラス、ニワトリ、犬などの生き物と生活していたのですが・・・今は、生き物を飼う生活をしていません。

ところが、微生物がペットになりそうです。楽しく家庭菜園をやってみます。