「ひろむ、花に水やれ!」
「うん、わかった。」
が、父親との朝の会話でした。『なんで、ボクだけこんな事せないかんのう?』と内心思いながら花達に、青いホースで水をたっぷりあげていました。父親が亡くなって30年経ち父親の年を超え、朝起きて気なるのが、一斗缶に植えたヒマワリ。
『親父は、こんな気持ちで息子の私に、あえて水やりの大切さを教えたかったんじゃ!』
としみじみ感じています。
「ワシャ、土の無いとこには、よう住まん。」
という父親に、
「ボクは大丈夫、住める!」
と嘘ぶいたあの頃を恥ずかしく思います。駐車場を畑にしてたっぷりの土を入れ野菜作りを楽しめる事を、心から感謝し、少しでも父親に近づきたいと思うこの頃です。