鍼嫌いの女性患者さん2

左腰痛が徐々によくなったBさん。山元式新頭鍼療法(YNSA)では、腰の痛みを、肩の三角筋に刺鍼する事で治します。鍼の嫌いなBさんには、左肩三角筋の筋膜剥がしをすることにしました。

「ここ、どうですか?」

「痛い!ものすごく痛い!」

左三角筋から上腕にかけてパンパンに筋肉が張っています。この筋肉がゆるむと、左三角筋に対応する左大臀筋、中臀筋、小臀筋がゆるみます。ほぐし方は、指先を使うのですが、実際には身体の体重移動で固定した指先を道具のように扱います。これがポイント。

「どうですか・・・腰?」

「いい、痛くない!」

「そしたら、これで終了しても・・・」

「あのう~、首も痛いんです・・・・ここ!」

(つづく)