鍼嫌いな女性患者3

Bさんは、腰の痛みがなくなると、首の痛みを訴えられました。

「もう一度、どこか教えてください・・・・・ああ、大腸だ!」

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、首診といって首を親指で押圧し、圧痛、硬結点を見つけ内臓の状態を診断する手技があります。Bさんは、首の根元の大腸診断点に圧痛硬結がありました。そこで、頭頂部にある大腸治療点に中指の指紋がある所を軽く当ててみました。それと同時に余った右手の中指を首根元の圧痛硬結点に軽く当てる操法。しばらくたって・・・

「どうですか・・・・・首?」

「・・・・いい、軽いです・・・・反対の首が気になります。」

と、Bさんのリクエスト。反対の首も同様の操法をやって、やはり首が軽くなりました。鍼の嫌いなBさんでも、YNSAの理論で鍼を使わない治療ができる・・・ような気がします。もう少し実践してみます。