鍼で「響き」という現象があります。これを「得気(とっき)」ということもあります。鍼を刺して、しばらく鍼を深く進めていると、患者さんの筋肉が、ピクッと反応する事を言います。
この現象後、からだは緩みます。
患者さんは、電気が走ったような感覚、刺したところから離れたところに響くなどと、おっしゃいます。
「響き」は筋肉が動くので私も分かります。
ところが最近、
『あっ、これ鍼が効いてるな~~』
というのが、分かるようになりました。先日の患者さんとのやりとりです。
「今、効いてるでしょう~⁉️」
「うん、効いてる。でも、先生何で分かるん?」
「あんね~、眠くなるのよ~~」
「へ~そうなんだ‼️」
そうなんです、眠気が鍼先から指を伝わってカラダに入ってくるような感覚になる時は、決まって効いています。
これを気の流れと言うのでしょうか?よく分かりませんが面白い現象です。