10日前にギックリ腰となり、無理して会社に通い、やっと本日、来院の60才代の男性患者Aさん。遠距離(大阪在住)にもかかわらず、月に2回くらいの通院を、2年間続けておられます。
前かがみするのが、怖いそうです。骨盤の上が硬く強(こわ)ばっています。
一番楽な横向きから、始めます。
右太ももの内側の圧痛点に鍼を6本、右ふくらはぎに1本置き鍼をして、15分。ユックリ起き上がってもらいます。
「左がまだ痛い。」
「そしたら、仰向けで寝てもらいますね~」
今度は、左太もも内側の圧痛点に鍼を刺していきます。今度は、刺しては、抜く施術にしました。
「今度は、どうですか?」
「あれ?右が張ってる。」
「では、うつ伏せになってもらっていいですか?」
両膝のウラにある圧痛点に鍼を刺します。横向きになっている時には、見つからなかった圧痛点がうつ伏せでは、はっきり分かります。
「はい、それでは起きてみて下さい」
「う~~ん、随分いい。軽くなった。」
歩く姿が、普通になりました。太もも9割、ふくらはぎ1割の治療で腰には一切触れていません。これは、天城流の腰痛に対する筋膜剥がしの箇所を、鍼治療したものです。
明日の大晦日、もう1日来院されれば、ほぼ完治すると思います。