肩は腰で治す


一年前から、右肩が痛い高校男子C君。ボールを投げる時、肘を前に出すと肩の三角筋中部繊維が痛いそうです。三角筋中部繊維は、上腕を真横に上げる働きがありますが、肘を前に出すのは、大胸筋と三角筋の前部繊維の働きです。

私が考える肩の三角筋後部繊維の治療点→大臀筋、三角筋中部繊維の治療点→中臀筋、三角筋前部繊維の治療点→小臀筋の理論でいうと、中臀筋と小臀筋をほぐすと、肩の三角筋中部繊維と前部繊維がゆるむとなります。

実際には、そんな理屈は考えないで「臀圧(でんあつ=東京呉竹医療専門学校が見つけている治療点で、中臀筋と小臀筋を同時に刺激)と環跳(かんちょう)をねらおう!」とC君を見た瞬間感じました。ベッドで右を上にして横向きになってもらいます。

「痛いところを教えてくださいね。」

臀圧ねらいで痛い個所を教えてもらいます。そして、痛気持ちいい程度の状態をしっかり味わってもらいます。つぎに環跳をねらって同じように味わってもらいます。

「はい、これで肩はどうですか?」

「・・・・・えっ、痛くないです!」

「そしたら、同じところに鍼を刺しますね。」

と、鍼を刺して20分ほど横になってもらい終了となりました。C君曰く、

「全く痛くない!」

6日後にもう一度来てもらうようにしました。