変形性腰椎症及び頚椎症で両足のしびれに悩む60才代の女性患者Cさん、ツエをついて入室。
「先生、足のしびれが一番つらいです。左脇から腰にもしびれがあります。」
「ツエなしでは、歩けない?」
「押しクルマで畑に行かないと、ダメです。」
などと、会話が進むなか、山元先生は、合谷診(親指と人差し指の間の触診)をしながら、オデコの中央部に置鍼されます。
「これで、ちょっと歩いて・・・・・どんなで?」
「少しは、のんだ(腰が伸びた)。」
「長いんでしょ?」
「若い時から、手術をすすめられて・・・でも、踏ん切りがつかなくて・・・この、しびれ感がつらいです。」
次に、山元先生は、Cさんの左肘周辺の圧痛点に2本置鍼されます。
「先生、腰が伸びました。」
続いて、左足の外踝(くるぶし)の下にある圧痛点にパイオネックス(円皮鍼)を3個。
「立ってごらん。」
「しびれ感・・・だいぶ楽になりました。」
今度は、右足の外踝(くるぶし)にパイオネックス(円皮鍼)を4個。
「先生、まだ脇のしびれ感がたまらんです。」
山元先生は合谷診をされた後、オデコ中央部にもう1本置鍼をされ、
「はい、これで様子をみて下さい。」
C