鍼が嫌いなのに鍼灸院に来てしまった40才代の女性患者Aさん。主訴は肩コリです。
インターネットで、操体法の治療を受ける事が出来るのを知ったAさんは、頑なに鍼治療を拒みます。そこで、初回は皮膚に触れるだけの治療にしました。これだけでも、カラダが気持ち良くゆるんで肩コリが随分取れます。
次の治療では、動きの操法を入れながら、やはり、皮膚に触れる操法を中心に行いました。
今回の治療は8回目。かなり、肩コリも良くなって来ましたが、事務職でコンピューターと向き合っているため、週1回の来院が必要です。
今回は、山元式新頭鍼治療法(YNSA)を中心に、鍼ではなく爪を使ってやってみました。Aさんは鍼が嫌いだけではなく、あまり効果を信用していないようです。
そこで、合谷診(親指と人差し指の間の触診)をして、次に上腕診。
「痛いです!」
「そこが痛いと、オデコなんです。」
とAさんのオデコ中央部の生え際に爪でしばらく押圧。
「痛いけど、気持ちいいです。」
「はい、では腕をを診ますね(Aさんの左肘外側を軽く押圧)。どうですか?」
「あれ?・・・痛くない・・先生、押す力加減を変えてるでしょう?」
「いいや~、そんなことするわけでないでしょう?」
「・・・・・・」
「首の状態は、どうですか?」
「あれ?・・・軽い!・・・まだ、背骨の奥の方は、何かありますけど。」
そこで、左上腕三頭筋の肘に近いところの圧痛点を、爪で痛気持ちいい程度の押圧。
次に、肘下の圧痛点にも爪押圧。
「どうですか?」
「あれ?・・・軽い❣️」
どうやら、これで信用してもらえました。それからは、山元式新頭鍼治療法(YNSA)の脳神経の反射区である12脳神経点などを説明し、爪で正中線に沿って爪押圧をするよう指導しました。
次回の治療では、爪押圧での山元式新頭鍼治療法(YNSA)をもう少し深めてみようと思います。