腸骨と下顎骨

3年前から頭痛に悩んでいる40才代の女性患者Cさんの続報です。

今日は朝から頭痛に悩まされて、左首から後頭部にかけて痛みがあります。また右肩が痛く、痛いところを触ると、頭痛が多少引くそうです。また、上を向くような動きをすると右肩に痛みが走ります。そこで、直接肩に鍼を刺します。刺しては、上を向いてもらっていると、いつの間にか、痛みが無くなりました。

いつものように、合谷診(人差し指と親指の間の触診)をしながら、頭に置鍼をしていきます。16本置鍼すると、頭痛の範囲が狭まりました。左アゴ(顎関節付近)1ヶ所。これを、やはり、左仙腸関節付近の圧痛点に鍼を刺して抜いていきます。少しずつ圧痛点が狭まってきたので、3点の最大圧痛点に絞り、お灸をすることにしました。

 

「熱は来てますか?」

「ハイ、来てます・・・・昔は、おばあちゃんが、皮膚が真っ黒になるまで、やってたのを覚えています・・・・あれは、痛そうだった。」

四国地方は、お遍路文化が残っているためか、お灸をして体調管理をする人々が多いようです。私の祖母も近所の人とおしゃべりしながらやっていました。

Cさんにも、しっかり10壮以上仙腸関節の腸骨側にお灸。

Cさん、どうですか?」

「大丈夫👌

さて、今度はどれくらい持つかな・・・・・