若い頃、バイクの事故で右脚骨折したのが原因で、右股関節が痛い60才代の男性患者Aさん、前回は、足にむくみがあり、首診(首に12のツボの流れが反映されたポイントがあり、それを触診する)で、心、腎、膀胱にコリを確認。側頭部の心、腎、膀胱点に置鍼しました。
「先生、前回の鍼(心、腎、膀胱)が効きました。むくみが大分取れてきました。」
「そしたら、今回も前回の様に心、腎、膀胱に鍼を刺しましょう。」
頭に16本の置鍼をしたあと、右股関節痛に対応するため、右肩甲骨の中央部圧痛点(棘下筋)3ヶ所にパイオネックス(円皮鍼)を貼ります。そして、ベッドに仰向けになってもらいます。前回同様に、パイオネックスの上軽く人差し指、中指、薬指を置きAさんにはゆっくりしてもらいます。
「腸が動き始めました・・・腸内細菌が一斉に動き始めた感じ・・・腸がゆるんで、膝に流れていく感じです。」
「なんか太陽で、暖かくなって全身に伝わる感じ・・・・左肩は、冷たいです・・・_」
「そしたら、左肩の方に移動します・・・・肩甲骨に触れますね・・・」
こんな感じで、Aさんにはゆっくりとしてもらいます。手足そして、顔も血流が良くなったようです。股関節の調子もいいようです。
頭に置鍼した後、貼ったパイオネックスの上に指を軽く添える操法。Aさんには、効果的です。もう少し続けてみようと思います。