正三角形

正三角形

遺書を、書いた安堵で、長生きし

居れば邪魔、出かけりゃ事故かと、気をもたせ

この動悸、昔は恋で、今 病(やまい)

などの川柳を教えてくれる80才代の女性患者Bさん。2年前、右膝に人工関節の手術をしましたが、今回、気になるのが前腕の痛み。それと、腰痛(腰椎4番、5番あたりの1面)です。

親戚から、釣ったスズキとアジ28匹をもらい、重い包丁で調理。その上、アイロン掛けの仕事を1時間したため、前腕(特に右)が痛みます。昨日は、痛くて仕方がないので押圧し過ぎ、3カ所ほどアザができています。

合谷診(人差し指と親指の間の触診)で基本点に置鍼。これで、腰痛は腰椎5番あたりの1点。その後、右前腕をねらいC点の前腕(オデコの生え際正中線から右に4.5cmあたり)に、3本置鍼。

「先生、右腕ずいぶん楽❗️やわらかい・・・どうして?」

「そういう法則があるんですよ。」

ついでに、左前腕も同じように左のオデコに置鍼します。これで、前腕の痛みは8割なくなったようです。

「Bさん、まだ右腕痛いところ、あるでしょう・・・そこ、探して、鉛筆で印つけますね~」

すると、3点の綺麗な正三角形ができました。それと同じ圧痛点の正三角形が膝の下にもあるはずです。丁寧に見つけていくと、相似形の正三角形がありました。そこに寸6(50mmの長さ)3番鍼(直径0.2mm)を3本置鍼。

「先生、びっくり‼️痛くない・・・・どうして❓」

「Bさん、肘を膝で治すという法則があるんですよ!」

後は、大好きなフォークソングを聴きながらゆっくりしてもらいます。いつも新鮮な驚きを持っているBさんは、とても素敵です❣️