京都出張治療初日
私が、昨夜から滞在予定のロンドクレアント(ギャラリー)で、関東から来られた女性音楽家も、宿泊することとなっていました。いわゆる、ダブルブッキング。これも、何かのご縁と、ロンドクレアントのご主人と3人で遅くまでワイワイお酒を楽しみ、朝8:30から30才代女性患者Aさんになっていただきました(私は、ギャラリーのフロアで寝ました)。
仕事柄、肩こり、右手中指、薬指、小指が痛いそうです。
合谷診(人差し指と親指の間の触診)をすると、右手が痛いにもかかわらず、左手に圧痛点があります。そして上腕診(肘内側の横紋の触診)もほぼ左に反応がありました。Aさんは、山元式新頭鍼療法(YNSA)と相性が良いのか、ほぼ1本の置鍼でゆるんいきます。
上腕診では、24ヶ所中14ヶ所反応があったのですが、10本の置鍼ですみました。
「何か・・・重い布団を頭からかぶった感じで心地よいです。」
「う~~ん、そりゃいいわ~」
「以前受けたことのある鍼は、緊張感があったのですが、この鍼は、リラックスできますね~」
「そりゃよっかった・・・・そしたら、今度右手をねらいますね。」
昨日習った右側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の右指めがけて置鍼です。
「どうですか?」
「・・・・あっ、いいみたいです。」
「今度は、右足を出して下さい・・・・右手の指は、どこが一番痛いんですか?」
「薬指です。」
「う~~ん・・・・ということは、この4番目の趾(ゆび)・・・ツンツンバリしますね・・・・勝手にツンツン鍼(ばり)って言ってるんですけど・・・」
「だと思った❗️」
「どうですか?」
「何か・・・・眠くなってきますね・・・」
目をつむってボ~~とするAさん。最初は足の趾(ゆび)が、やや痛く感じるのですが、途中から心地よくなるようです。これで、右指もゆるんきます。最後は、うつ伏せになっていただき、肩甲骨に鍼を刺し抜き終了です。
「体が楽になりました」というメールをいただきました。ありがとうございます。