今日の朝食時、口を開けた瞬間、右アゴに激痛。
口を開けることが、難しいため、時間をかけゆっくり朝食を済ませて、当院に予約の電話をした30才代の女性患者Aさん。夕方に来院されました。
「今も、口を開けると右のアゴが痛いです。閉じる時も痛みがあります。」
「最近は、頭に鍼を刺す治療をしているんですが・・・大丈夫ですか?」
「職場の方のお母様を、頭に鍼刺して治されたの聞いています・・・もちろん、大丈夫です。」
上腕診(肘内側横紋の触診)、首診をしてオデコや側頭部に置鍼していきます。
左頸椎、右胸椎、左腰椎、左小脳に1~3本置鍼。
「これで、アゴの調子はどうですか?」
「・・・・開けても痛くないです・・・・閉じる時は、まだ痛みはあります。」
基本治療だけで、アゴの調子が良くなってきました。この調子だと、側頭部のY点(12内臓点)に置鍼するだけでもっと良くなると思います。
首診では、
右、腎、膀胱、心包、大腸、三焦、胃
左、腎、膀胱、肝、胆、心包、大腸、三焦、胃、脾、小腸
に反応がありました。右の胃狙いで、置鍼をした時です。Aさんの側頭筋が飛び跳ねるような動きがありました。これが効いたようです。右心包、大腸、三焦、左の肝、胆、心包、胃、脾、小腸が一気にゆるみました。
「アゴの調子はどうですか?」
「・・・・・全く、痛くないです・・・大丈夫です。」
アゴの痛みが無くなったので、ベッドで30分ゆっくりとしてもらいます。
治療後、Aさんが最近の体調について、話してくれました。膀胱炎で胃がつかえていたそうです。やはり、首診では、腎、膀胱、胃が反応していました。これらの内臓点がアゴに影響を与えていたと思います。
特に、アゴを意識しなくても、カラダが勝手に治っていき、結果としてアゴが治っていました。