3年前から頭痛に悩んでいる40才代女性患者Cさんの続報です。
前回は、頭に置鍼してからベッドで休憩する時間を、多くしました。そのためか、調子が良く治療後4~5日経った方が良くなったそうです。今までこのような経過はありませんでした。いつもは4~5日経つと痛みが振り返すパターン。
今日は、左のアゴと後頭部に痛みがあるそうです。
そこで、今回も前回同様、①脳、頸椎、胸椎、腰椎の基礎治療と②首診で12経絡(内臓)の状態をチェックし、側頭部に置鍼する応用治療の2つの治療をします。そして、前回以上に休憩の時間を取る事にします。
基礎治療
上腕診:左頸椎、胸椎、腰椎、脳幹、大脳
:右腰椎
上記に対応する上腕に圧痛点があり、11本の頭部置鍼で左腰椎に対応する個所以外の圧痛点がなくなる。
応用治療
首診:左腎、膀胱、肝、胆、心包、大腸、三焦、胃、脾、小腸、肺
:右腎、肝、胆、心包、心、大腸、三焦、胃、脾、小腸
上記に対応する首に圧痛点があり、23本の側頭部置鍼で首の圧痛点がなくなる。そして、この時点で、Bさんの左アゴと後頭部の痛みがなくなりました。首の圧痛点がなくなるという事は、頭痛の解消に直結しているように思います。
Bさんには、奥のベッドでゆっくり45分休憩してもらいました。
「先生、全然痛くない❣️」
Bさんの表情を見ていると、首診による側頭部置鍼で、頭痛解消がワンランクアップした気がします。