「バスタ新宿」が新宿南口に出来て、もう2~3年は経つと思います。これで、夜行バスや高速バスの「格」が随分上がったように思います。それまでは、薄暗い新宿南口のほこりと排気ガスでよれよれになった制服とテカテカの帽子の従業員さんが、マイク片手に、
「続いてまいりますのは、10時30分発◯◯行き△△号1号車・・・」
渋い声で名調子の従業員さんには、惚れ惚れしていました。まだ、昭和が残ってたのです。その新宿南口バス停も、「バスタ新宿」建設のため、人気のない代々木駅の暗いバス停に移転。ますます昭和になっていったのです。私は、東京から京都や仙台の夜行バスを毎月利用していた時期が、10年くらいはあったので、その変貌を身を持って知るようになりました。
「格」の上がった「バスタ新宿」。今来ています・・・・ピカピカのエスカレーターに乗って、4階まで来ないと、松山までの夜行バスに乗れない事になっています。構内は、ちょっとした飛行場のロビーです。このバスタ新宿の3階はタクシー乗り場、2階は、JR線、小田急線、京王線始め地下鉄の総合乗り場。あの昭和のバス停が一気に令和最前線のハブステーションになっているのです。
ところが、松山⇆東京のJR夜行バス、今月で廃線となってしまいます・・・・地方との格差を思い知ります。もうこれで乗る事は無いJRバス東京松山間を、半日かけて楽しみます。