お灸の話

 

私が30才くらいの頃、鍼灸師のS先生からお灸を習いました。そのため、お灸が日常生活に自然と溶け込んでいました。結婚して妊娠が分かり、S先生に相談すると、

「お腹の周りを、気持ち良くお灸してあげるといいですよ・・・・そうすると、首のすわった赤ちゃんが生まれます。」

と、教えて下さいました。それからは、1週間に4~5日お灸をしてから眠るように心がけました。お腹が大きくなっても気持ちいい程度、お灸を続けました。そして、臨月・・・ところが、難産。半日以上経ち、麻酔注射でやっと出産となりました。すると、生まれて来る我が子、ニョキニョキと首をそらしているのです。抱いても首のふらつきが無い(半分以上親バカです・・話半分で聞いてください)様に思いました。

夜のドライブ中に、我が子の夜泣き。こんな時は、※身柱(ちりげ)にお灸2壮すれば良いと教わりました。そこで、ドライブインで駐車し、お灸を2壮。

「ぶう~〜」

大きなオナラをすると、すやすや眠ってくれました。それから数日経ち、再び夜泣きが始まり、前回同様、お灸を2壮。

「ぶう~~」

この時、お灸の力を確信しました。こうなると、夜泣きがちょっと楽しみになって来ます。再び夜泣きです・・・・ところが、一向に泣き止みません・・・これを機に、多分夜泣きに灸はしなくなったように思います・・・ただ、効くこともあります・・・オススメします。

※身柱(ちりげ)は、赤ちゃんがハイハイをしていて、首を上げた時、くびれるところです。抱っこしていて、「よしよし」とたたく首の下あたりです。