「先生、お水いる?・・・・これ、田舎のお水で、検査も合格しているのよ❗️」
「それは、ありがたいです。2本も‼️」
2リットルのペットボトル・・・結構重いです。わざわざ持って来院されました。80才代の女性患者Aさんは、私が焼酎の水割が好きなのを、ご存知なのです。また、Aさんのご主人は家庭菜園で野菜を収穫し、Aさんは毎日無農薬野菜でお料理を作っています。冷蔵庫を覗(のぞ)き込んで、何を作るか想像し創作するのが大好きだそうです。今回は、ブロッコリーのおひたしをタッパーに入れて、戴きました(仕事が終わった今、ビール片手に戴いています。Aさん、美味しいです・・・ありがとうございます❣️)。
「Aさん、本当に助かります・・・ボクはもう・・・野菜さえ食べていたら幸せなんですから❣️」
だいたい、Aさんの治療は、向かいあっておしゃべりから始まります。ご主人の囲碁などの趣味の話とか、毎週のサロン(集会場でのお食事会)などなど、治療どころではありません。次の患者さんまでに、1時間30分ありますから、余裕です。好きなフォークソングがかかると、その頃の話に花が咲きます。
「それで、今日はどこが痛いのですか?」
「腰・・・・先生、ここあたり。」
最近は、人工関節の右膝のことは、気にされていません。腰が若干張っているだけの事が多いのです。毎週行かれているサロンと、同じ感覚で当院を使って戴いています。私もAさんの顔を見るだけで、和んでしまいます。それが、Aさんにも伝わるのかも知れません。また、この日は偶然にもフォークソングが好きな患者さんばかりが、治療に来る日なので、空間自体が昭和になっているのだと思います。きっと、観葉植物達も昭和を楽しんでいるはずです。
で、いつの間にか治療は終わっていました。
その次の次の次の患者さんが、地元野菜の杓子菜(しゃくしな)と大根とレモンを差し入れして下さいました。本日は大収穫❣️