あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!抜粋5

海外のYNSA 

『あらゆる痛みから麻痺まで改善するYNSA の高い治療効果は、世界の多くの国々で認められてきました。現在では、医療大国であるドイツ、そしてブラジルを始め、14カ国以上もの国の医療に取り入れられています。

そして、国によって基準などは異なりますが、医療に保険の制度を取り入れている国々では、その多くで、YNSAは保険診療の対象として認められています。

つまり、世界の多くの国で、YNSAの治療を保険診療で受けることができるのです。患者さんにとって、これは本当に喜ばしいことです。

日本では、2007年より私がYNSA の指導を定期的に始め、ここで学んだ全国の医師、鍼灸師の先生方が、ご自分の医療にYNSAを取り入れるようになってきました。しかしながら、大変残念なことに、世界の国々に比べると、日本ではまだまだ知られていません。

その理由は、YNSAが日本ではまだ、正式な保険診療の対象に認められていないことにあるでしょう。具合が悪くなって病院に行ったとき、日本の病院で行われる治療は、一般に西洋医学が中心です。

まず行われる血液検査やレントゲン検査、薬での治療、悪いところを切って切り取り除いてしまう手術、これらはみんな西洋医学です。そして、日本の医療の世界はどちらかと言うととても保守的で新しいものを取り入れることにはとても消極的です。

YNSAの大きな効果を目の当たりにしても、「暗示のような作用が働いたのだろう」と、治療の効果を認めようとしない人が、日本の行政や医療の世界に多いことも否めません。

YNSAは、西洋医学に東洋医学の針を取り入れた全く新しい治療法ですが、日本では、針治療そのものに対する偏見も多く、受け入れられにくいようにも感じます。

また、中国式の針治療は古くから伝わり、現在ではいくつもの流派に分かれています。それぞれに考え方も違うため、針を使った治療そのものが1つの医療として認められにくいのです。

ではなぜ、世界の多くの国々で、YNSAが医療に取り入れられているのか。それは、海外の国々には、西洋医学ではなくても治療効果が高いと認められた治療法は、積極的にどんどん医療の中に取り入れていく体質があるのです。

医療大国であるドイツ、アメリカを始め、海外の国々では、ちょっと難しい言葉ですが、「補完代替医療(ほかんだいたいいりょう)」の研究が盛んに行われています。「補完代替医療」と言うのは、西洋医学とは異なる考え方や治療法を持つ医療のことです。

多くの国は、医学の種類に関係なく、効果が高いと認められた治療法には国として研究の予算を取ります。そして医学的にその効果が証明されると、医療の中にどんどん取り入れていくのです。

YNSAは、私が1973年に発表した直後から、効果の高い治療法として世界の国々で大変に注目され、大きな反響を呼んできました。各国に招かれひとたび講演を行えば、500名、600名、時には1000名、と会場には入りきれない多くの医師や医学生であふれました。若い医師たちは皆生き生きとした顔で私の話に聞き入り、目の前で行った治療の実技指導では、誰もが素直に驚きを表しました。

もちろん即座にすべての人に受け入れられるたわけではなく、たくさんの聴衆の中には、YNSAの効果について述べている時、何を馬鹿なことを言っているんだそんな顔をしている人も数名見られました。しかし、実技で、腰に痛みがあって歩けない人がすぐに歩けるようになったり、パーキンソン病の症状の手足の震えがその場で収まる光景を目の前にすると、その顔はみるみる変わっていきました。

そして、その後も次々とYNSAに関心を寄せた世界各国の医師、鍼灸師の人たちが積極的にYNSAを学び、医療に取り入れていったのです。私はそのヨーロッパをはじめとする海外の国の状況を見て、針を取り入れたこの新しいYNSAと言う治療法に、たけのこがすくすく伸びていくような勢いを感じました。

現在ではドイツ、ブラジルを中心に、アメリカ、オーストラリア、イタリア、スペイン、オーストリア、スイス、ハンガリー、ルーマニア、フランス、ポーランド、イスラエル、ギリシャを始めとする多くの国々の医療に取り入れられています。

そして大変に喜ばしいことに、医療保険制度のある国では、その多くで、保険診療の対象医療として、認められているのです。

いま、世界では数十万人の医師が、YNSAの治療を行っています。』

海外では、45年前からYNSAが普及、研究されているのに対して、本家本元の日本では、まだ13年の歴史しかないのです。私にいたってはまだ1年、これからです❣️