あきらめなければ、痛みも、麻痺も必ず治る!抜粋20

YNSA創始者・山元敏勝先生の著書の抜粋です。とても感動的なお話です。

『ポリオワクチン接種後、小児麻痺を起こした4歳の女の子が麻痺を克服し、弁護士として活躍

脳梗塞による全身麻痺

(女性 当時4歳)

いま、ハンガリーで弁護士として活躍している女性がいます。

現在は40歳近くになりますが、私がこの女性と出会ったのは、まだ4歳のかわいい女の子の時でした。

私がハンガリーの脳神経外科の先生に呼ばれ、ハンガリーの大学にYNSAの講義に行ったとき、この女の子はポリオの予防接種を受けたことから麻痺状態になり、ハンガリーの病院に入院をしていたのです。

ポリオというのは小児麻痺を発症するウィルス感染の病気です。現在では改良されていますが、その当時は体に免疫を作り予防の働きをするワクチンに、毒性を弱めた生きたウィルスを使用していました。そのため予防のために受けた注射によって感染した状態になり麻痺を起こすと言うことが起こっていました。「2年ほど入院しているが、状態に変化がないので診てほしい」と頼まれて診察を行ったのですが、本来元気いっぱいであるはずの4歳の体には力がまったく入らず、手も足も、まるで豆腐のようにくにゃくにゃした状態でした。

しかし、YNSAの治療を行うと、少し体が動くようになりました。この反応にお母さんが大変に驚かれ、すぐに日本に行くと言われ、宮崎県日南の私の病院に入院されることになったのです。お母さんも付き添いとして同じ病室で寝泊まりすることになりました。

小さな女の子は、針をとても怖がり、お母さんにどんなにうながされても、1日に1本の針をささせてもらうのがやっとでした。

しかし、1日1本の針であってもその効果は著しく、数ヶ月後にはひざを曲げられるようになり、その後、手を伸ばせるように、そして四つん這いになって体を支えられることができるほどになりました。

さらに手足に力が入り、自分の力で体のコントロールができるようになっていったのです。そして、退院する8ヶ月後には補助用具をつければ1人で立てるまでに改善がみられました。日南での入院生活の間にすっかり日本の言葉を覚え、日南弁をべらべらしゃべっていた姿は、今思い出しても思わず笑いが出てしまうほど可愛いものでした。

8ヶ月もの間、毎日怖い治療を頑張ったそんなかわいい4歳の女の子は、歩行に障害は残ったものの、今弁護士となりハンガリーで活躍しています。

今でも時折メールをくれ、近況を教えてくれますが、そのたび妻とともにとても嬉しい思いで、懐かしく当時の話をしています。』

お母様と山元先生の愛情が女の子に伝わり、たった1本の針で難病を克服していった・・・凄いです。