あきらめなければ、痛みも、麻痺も必ず治る!抜粋24

昨日、YNSA創始者山元敏勝先生の著書から、90歳のパーキンソン病の患者さんで、30年間症状が進行せず、振戦もまったく無い状態を保っている症例を紹介しました。

そこで、今回は、同著の「パーキンソン病」に関してわかりやすく説明している個所を紹介いたします。

『難病の1つである「パーキンソン病」には、手足が震えたり、体が硬直して動きにくくなるという症状があります。

パーキンソン病の場合も、震える手足や、硬くなる筋肉そのものに問題があるわけではありません。

あまり知られていませんが、パーキンソン病の症状の中には「突進」と言われる症状があります。自分の意思とは関係なく突然にものすごい速さで走り出し、自分で転ぶか、また電信柱などにつかまるかなどしないと止まることができません。

このことからも、手足の筋肉自体に問題があるわけではないことがわかります。つまり、手や足に障害が起きているわけではなく、これらの症状は、脳の命令のコントロールができなくなっていることによって起きているのです。パーキンソン病の症状は「神経伝達物質」という物質が、脳からうまく放出されなくなることによって起こるとされています。

神経伝達物質というのは、神経という通り道に、さまざまな情報や命令を乗せて運ぶ物質のことです。神経は1本の道ですが、実は、神経細胞と神経細胞の間には、わずかな隙間があります。神経伝達物質が放出されるとその隙間がうまり、その伝達物質に乗った情報や命令がスムーズに伝わっていくのです。

神経伝達物質には、一つ一つの動きの異なる物質が100種類以上もあると言われています。

パーキンソン病の場合には、「ドーパミン」と言う神経伝達物質が出にくくなることから情報や命令の伝達がうまくできなくなり、手足の震えや硬直などの症状が起きることがわかっています。』

脳の状態を反映している頭皮に、針を刺すことで、神経伝達物質である「ドーパミン」を放出しているのだと思います。