酒の肴(さかな)

「先生、きのう急に、お膝が痛くなったので・・・・診てもらえますか?」

「はい、いいですよ・・・・3時空いていますが、いかがですか?」

毎週来院されている80才代の女性患者Aさん。珍しく元気のない電話です。来院されると、やはり左足をかばいながら歩いておられます。

「あらら・・・そしたら、今日は膝だけの治療にしましょう。膝のどこが痛いんです?」

「ここ(お皿の下内側)・・・草引きしてて膝に体重がかかったからかも・・・・」

そこで、左耳ウラにある乳様突起の下に2本置鍼。

「どうですか?」

「・・・・・・・・先生・・・いいみたい・・・・痛くない」

 

 

で、治療を終了しました。後は、30分ゆっくりしてもらいます。私はその間、気になっている畑観察です。すると、Aさんもやって来ました。

「先生、スルメをこのパセリみじん切りにして、マヨネーズと七味唐辛子で合わせたものにつけると最高よ!・・・先生、私お酒の肴(さかな)作りは上手なの・・・・この青しそは、ベーコンの上に置いて、梅肉ぬってスターチパラパラして、丸めて油で軽く揚げると美味しいの・・・・先生、これから、お酒の肴(さかな)作りを教えてあげるからね!」

と、料理の師匠に弟子入りすることになりました。早速、パセリのみじん切りと唐辛子のからみマヨネーズをスルメにつけて食べたのですが、最高でした❣️