夕方6時からの治療の前に、畑仕事をしていると、60才代の男性患者Aさんが、軽トラでやって来ました。駐車場の片隅が畑なので、自然と野菜の話になっていきますが、最近多くなった蚊にAさん刺されてしまいました。左手の薬指がプックっと腫れ上がってかゆそうです。

そのまま、部屋に入り治療。Aさんは嗅覚が40年以上前に効かなくなりました。その治療を中心に治療をしていますが、残念ながらまだ成果を上げていません。Aさんは、嗅覚障害以外は、特に悪いところはありません。

「今日、特に気になるところありますか?」

「・・・・・・・蚊🦟に噛まれたところですか・・・」

「そうですね・・・・かゆみ止めしてみましょう!」

ということで、オデコの左側の生え際あたりのC点の指に相当する個所に置鍼。

「どうでしょうか?」

「・・・・・ちょっと、変わったかも・・・・・」

今度は、左足の第4趾(Aさんの蚊🦟に刺された左薬指に対応します)の圧痛点にパイオネックス(円皮鍼)を貼りその上から適度に指先で刺激します。

「これは、結構効きます・・・・いい感じです!」

次に、左側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の指に相当する部分に置鍼。どうやらこれが決め手となったようです。

「あれ?かゆくないです‼️・・・・全く・・・大丈夫です。」

山元式新頭鍼療法(YNSA)は、蚊🦟のかゆみ止めにも効果があるようです。ちょっと驚きました。