膝診、足首診のきっかけを作って下さった90才代の男性患者Aさんが、雨の中来院。初診からの5カ月間、首診、上腕診では圧痛点を探せなかったので、Aさんはご自身のカラダの変化を実感出来ないでいたようです。ところが1カ月前から、膝診、足首診をした後、置鍼し圧痛点がなくなる経験をされると、カラダが変化している喜びを感じられるようです。そのような治療を1カ月に4回行えたので、今日は、全く介助なしで待合室から奥のベッドまで歩けました。
膝診と上腕診とは、下肢と上肢の差があるとはいえ、構造が全く同じな上、山元式新頭鍼療法(YNSA)では、膝=肘として治療しているので、膝診があるのは全く不思議ではありません。ところが、足首診は首診があるのだったら、足首診があってもいいと勝手に思い込んで、自分のカラダを通して見つけたもので、いささか不安があったのですが、ほぼ間違いないと思います。もう少し継続検証をしてみます。
足の合谷診(第一中足骨と第二中足骨の間の触診):左→左側から始める
膝診(膝窩横紋周辺の触診)
左:頸椎(1)、胸椎(#2、#12→#2の置鍼で#12圧痛消失)、胸椎(0)、大脳(0)、小脳(1)
足首診:腎(1)、膀胱(1)、肝(0)、胆(0)、心包(1)、三焦=消化器(0)、脾(少)、小腸(少)、肺(少)
(0)は、他に刺鍼した影響で圧痛消失。(1)は、1本の置鍼で圧痛消失。(少)は、他に刺鍼した影響で圧痛が少なくなる。
雨の中、娘さんが車でお迎えにこられ、
「先生、だんだん元気なってきて、若返っているんでです。」
とニッコリされました・・・・・嬉しい限りです。