ゴロン、ハイハイ

頭に置鍼して、30分の待機時間、以前はベッドで休憩される患者さんが多かったのですが、最近では80〜90%の患者さん、待合室でゆっくりされます。その間、雑談したり、山元式新頭鍼療法(YNSA)、操体法などの話になっていたのです。ところが、最近の治療で、ある一つのパターンが生まれつつあります。セルフケアを目的としたYouTube(あじさいの杜鍼灸院制作)を2本くらい見てもらうようになって来ました。

今まで治療していた鍼灸師が、「同じ顔をしてテレビにでとる」感があるようで、しっかり見てくれます。最後のシーンは、「それでは、チャンネル登録よろしくお願いします。」と言って、両手をふるのですが、画面に向かってニコニコ顔で両手をふってくれたりします。「寝ながらできる腰痛改善」を見ていた80才代の女性患者Aさん。

「先生、畳の上で仰向けになってしまうと、起きられない様な気がするの・・・・だからどうしても、ベッドの上でやるの!・・・先生、私の右膝人工関節だし・・・・」

「Aさん、それはね、起き方が悪いだけなのよ・・・・いい?見てて・・・こんな起き方はダメよ。」

と、仰向けになり、ジャックナイフをたたむような動作をして、止めるように指導。次にゆっくりうつ伏せ状態になり、赤ちゃんのハイハイポーズ。

「・・・・ね、これだったら出来そうでしょう?」

「・・・・・・・・・あら?出来た・・・・ゴロン、ハイハイね・・・・何かに書いとく。」

と、勉強熱心なAさんです。「忘れたらまたやりましょう!」と約束して帰られました。

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