ツバメが去年に引き続いて、今年もやって来ました。4羽のヒナが孵(かえ)り時折にぎやかに鳴いています。患者さんにとっても窓の外から聞こえる小鳥の声は心地よいようです。
「ここは、小鳥の声が聞こえて、気持ちいい。」
ベッドで術後ゆっくりし、置き上がりながら患者さんがおっしゃいました。駐車場の一部を畑にし、ガレージにはツバメのヒナ。なかなか素敵な空間になりつつあります。緑のカーテンを期待してゴーヤを窓の外のプランターに植えたのですが、これが育つのが楽しみです。
友人に指摘されたので、今日はツバメのフンをしっかり洗って綺麗にしました。このフンを嫌ってツバメの巣を壊したい人がおられますが、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」があり、これによってツバメなどの野鳥は守られており都道府県知事の許可がなければ卵やヒナがいる巣を壊す事は違法になり、これに違反した場合1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられるそうです。
巣立ってツバメがいなくなった巣は、壊してもいいようですが、害虫を駆除してくれるツバメの生活はしっかり法的に守られているのです。また、鳥インフルエンザがツバメから人にうつる事はないそうです。鳥インフルエンザウィルスは、フンなどで体外に出された場合、他の鳥に感染しなければ速やかに感染性を失い、また日光や高温に弱いそうです。もし、渡ってきた時にツバメがウィルスを持っていたとしても、他の鳥に伝染する機会がないまま、体の中に抗体ができてウィルスも消滅していくと考えられるそうです。
やはり、ツバメは幸運を運んで南の島からやって来るのです。