アメジスト(紫水晶)のマットを55℃にセットし、汗がマットに浸透しないようにビニールのシートを敷き、仰向けになってもらった上から、2枚の小マットを上半身と下半身に置きサンドイッチ状態で30~60分。
鍼灸の治療以外に、発汗を促すデトックス(解毒作用)を目的とした療法も行っています。週2回通っている50才代のAさんは、月に2~4回この療法でたっぷり汗をかきます。普段のAさんは、すぐに眠ってしまうのですが、今回はおしゃべりタイム。
「先生、YouTubeで腰痛を肩甲骨で治すやつ・・・あれ、出来んのよ。肩甲骨が硬いけん、手が届かんのよ・・・・」
「・・・そうか・・・・ちょっと、肘の皮膚に触れるだけでも、ええんじゃけど・・・・そうじゃな・・・説明不足じゃなあ、後でやり方を教えてあげるけん。」
ということになり、30分後デトックスの汗をぬぐいとってから指導タイム。
「やりづらい人は、皮膚を軽く動かせるだけでも、カラダは連動して効き目があるんよ。」
Aさんには、無理をしない程度に左手の甲を左太腿(フトモモ)に置き、右手を左肘に軽く置き皮膚を内側にずらすと、自然な連動を感じます。YouTubeには、その説明がなかったのが悔やまれます。また、Aさんは、左の肩甲骨ではなく右の肩甲骨を意識するのかと思ったそうです。Aさんと対面して、ゆっくり指導すると問題なくスムーズにできるのですが、YouTubeだけで紹介するには、もう少し初心者の立場になりきって制作する必要があるとつくづく感じました。今後とも患者さんからの意見をドンドン聞き入れます。