私の父親は、山アジサイが大好きで、東温市の山奥の惣河内神社の境内に山アジサイ(額咲きと呼ばれるアジサイ)を植栽していきました。新しい品種が見つかると、すぐに購入して植えていたようです。ここで、アジサイに関した記事をインターネットから、引用すると、
『アジサイは、日本で原種ガクアジサイから改良した園芸品種で、ガクアジサイに近い落葉低木。6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花をもつ。ガクアジサイではこれが花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれる。ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは、「手まり咲き」と呼ばれる。
日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイと呼ばれる。』
とあり、日本原種のガクアジサイが、中国に渡り、中国からヨーロッパ、アメリカへと渡って現在では、逆輸入されたセイヨウアジサイが一般的なアジサイとして知られているようです。
私個人としては、大振りなセイヨウアジサイより、可憐な山アジサイの方が好きです。
父は、惣河内神社の境内に様々な種類の山アジサイを植え、アジサイ神社と呼ばれるように、したかったのです。しかし、志し半ばで、急逝しました。今の私の年齢と変わらない若さで・・・
幸いしっかりした次男夫婦が、その志しを受け継いで、境内には見たことの無いような山アジサイが微笑んでいます。山アジサイの名称も分かるようになっているので、学びながら楽しめます。
あまり知られてないのですが、愛媛は山アジサイの宝庫です。そのため、伊予◯◯という名の付く山アジサイが多いのです。まだまだ、新しい品種が愛媛から生まれているようです。世界中に広まったアジサイの原種が愛媛に多いことを、誇りに思います。今が、惣河内神社の山アジサイ見ごろです!ご高覧していただくと、嬉しいです。
追伸:標高250mの惣河内神社では山アジサイが最適ですが、標高数mのあじさいの杜鍼灸院では、不向きなため、セイヨウアジサイを植えて、やっと咲きました。