無意識の動き

手の甲に腰痛点というツボが単独で存在しています。今回はこのツボを使い、無意識の動きを誘導するYouTubeを制作しました。操体法の創始者、橋本敬三先生(医師)が著書・「からだの設計にミスはない」で下記のように書かれています。

『脇腹のくすぐりと同じような意味では足裏の乱反射刺激がある。石ころの多い河原で遊ぶ子は丈夫だと言う。もちろん裸足である。凸凹な刺激で足の裏が少し痛いくらいなら、そこを走り回れば体をジョキンとしていられない。さまざまに全身を動かして平均をとるのであるが、これが運動系の歪みを是正するのに役立つ。

小学校の軒下に砂利道を作らせて、虚弱児童を毎日裸足で100メートル歩かせたら非常に有効であった。この話をソ連抑留中同僚の軍医に話したら、帰ってからこの人は1メートル四方くらいの砂場のような小石場を作り、毎日そこで足踏みをさせて大いに有効だと語ってくれた。賢い方法である。』

これは無意識に動いてからだの歪みをとる方法の紹介です。

私は、2004年にスペイン・マジョルカ島のジョアンミロ美術館で2ヶ月滞在のアーティストとして、地元の子供達にワークショップを行いました。その時は2週間のワークショップを2クール行ない、その中で子供達が作った砂利道を6周歩き、10分昼寝をするという日課を作りました。

その結果、子供達の足型が緊張→弛緩となり、からだ全身が緩(ゆる)み、顔の表情、性格も変わっていったことは、驚きでした。親御さんから良い評価を受けたことは光栄でした。

YouTubeでは、無意識の動きをどのようにして誘導しているか、興味ある方はご覧ください。