今、アメリカのメジャーリーグ(野球)で滑(すべ)るボールが問題になっています。日本のプロ野球では全く話題にもならない事が、アメリカでは深刻な問題になっています。アメリカのボールは質が良くないので、滑(すべ)ります。そのため投手が指に粘着物資をつけ投げることが、暗黙の了解でした。
しかし、科学技術発展により、投手の投げるボールの回転数も計測できるようになり、粘着物資を使用した時の回転数が明らに増える事が、分かるようになりました。そこで、メジャーリーグではその取り締まりをするため、投手の帽子や首などに粘着物資がついているかどうか、チェックするようになったのですが・・・・・ダルビッシュ有投手が、自論を述べているのでご紹介します。
『大リーグでは投手が強力な粘着物質「スパイダータック」を使用し、速球の回転数を増やしていることが問題視されている。松ヤニや日焼け止めクリームなども処分の対象で、滑り止めとしてはロジンのみが認められるという。ダルビッシュは「MLBのボールはNPBとは全く違ってすごく滑る。ほとんどの投手がこの十何年使ってきている。思うのは、シーズン中にいきなり使えない、というのではなくてボールを変えるのが先だと思う」と述べた。』
ダルビッシュ投手の意見が正論だと思います。日本の硬式ボールがしっくりと指になじむのは、牛革に油を浸しているからだそうです。アメリカのボールもそれをするだけで、日本のプロ野球で使用されているボールと同じになるのであれば、そうすべきです。