近所の高校野球部の男子患者A君、左大腿部の肉離れの診断で来院2日目です。
「どう?調子は・・・」
「大分いいっす!」
「おう、それは良かった。」
「氷水で冷やしてみたい?」
「・・・・いや、大丈夫です。」
こんな会話をしながら、ボチボチ治療に入っていきます。上腕診と膝診を併用しながら頭に置鍼します。
合谷診(人差し指と親指の間の触診)左側が痛いので左側の置鍼を行います。
上腕診:腰椎(1)、脳幹(1)
膝診:胸椎(1)、大脳(1)、小脳(1)
上記で自律神経を整えました。( )内は置鍼の数。これから、左大腿部狙いです。
左Iソマトトープの大腿部・・・左耳の上に1本置鍼
トルコの先生が見つけた左側頭部の治療点に2本
次に左足に見つけた治療点に1番細い鍼でツンツンと刺激します。
「これで、どう?」
「・・・・・明後日治る気がします。」
「効いた?・・・良かった!」
後は、左大腿部の痛みのある所と、対応する左上腕二頭筋の圧痛点にパイオネックス(皮内鍼)を貼って、10分間私の指先(中指)を軽く触れる操法をして終了。
「この間来た時の痛みが10としたら、今日来た時の痛みは、どのくらい?」
「5くらいです。」
「そしたら、今はどのくらい?」
「4です(・・・正直!まあ、そんなもんか・・・)」
ということで、また今週来てもらうことにしました。