インスタ映え

 

 

患者さんから、様々なことを学びます。

「先生、ダメよ!この写真(愛媛県立美術館での積み木作品)じゃ・・・・先生の人となりが出てない・・・もっと別の写真ないの?」

「あるけど・・・野球してるのとか・・・・」

「そういうのがいいの!」

ということで、大学時代のバッテイングフォームや子供の写真を合計6枚見てもらいました。

「すごくいいじゃないの!これをきれいに飾って、インスタ映えするように!今、30才代までの子は、インスタグラム。これで現実の世界から架空の世界に行きたがっているの・・・そして、面白い情報もここで見つけているの!ここ(あじさいの杜鍼灸院)は、木の壁がいいでしょう。どんどん発信しないと!・・・・口コミだけじゃ、時間がかかる。」

「それと、これ(畳に48個の硬球を並べている状態)は、絶対ダメ。本気すぎる・・・・服を見ようと高島屋に入った瞬間、店員がさっと来た時と同じなの・・・・私なら、距離を取ってスーッと出て行く。ベテランの店員は、お客様の様子をチラッと見ながら別の事をしているでしょう・・・あの感覚ね。」

「写真の撮り方は、余計な情報が入らない様にする。鍼を刺した状態を見せたいのなら、鍼だけに焦点が合うようにシミがあったら、シミを取ったりすれば、自然と目が鍼にいくでしょう。こういう事が大事なの。」

私は、ただただ呆然とするだけでした。なるほど・・・・インスタ映えとは、こういう事だったのです・・・ありがとうございました。