モモ「井の中の蛙」で十分

(メス黒猫クロロがケージに入り、ゆっくりしているモモ)

すっかり我が家に慣れたメス黒猫クロロは、部屋をゆったり歩き回り、本領を発揮し始めました。体力、年齢、頭脳、胆力全てにおいて、先住メス猫モモを圧倒しているクロロは、プロヘビー級ボクサー対アマチュアボクサーくらいの差があります。モモが鼻をクロロに近づけた瞬間、クロロが威嚇。モモは怖がって小さくなってしまいました。この瞬間で覚悟を決めました。

モモにとってクロロの存在があまりにも大きく、狭いアパートでの快適な生活は難しい・・・明日、クロロを里親さん宅に戻そう・・・と。

そこで、クロロを再びケージに戻しました。すると、モモが伸び伸び部屋を走り回って喜んでいます。実際、里親さん宅でクロロを見た時、能力的に優れているクロロとは、合わないと感じ、1度お断りの電話を入れていたのです。しかし、里親グループの方々から、試してみてから決めればよいと説得されお預かりしたのです。やはり、その選択は正しかったようです。我が家におけるモモとクロロの行動で納得しました。モモが、「井の中の蛙」で幸せに過ごせば、それで十分。

早速、明日里親のAさんが、患者さんとして当院に来られるので、クロロをお渡しします。