即効性

2週間前、70才代の女性患者Cさんが、お孫さんを抱っこして前かがみした時に、腰痛となりました。病院では痛み止めの薬と湿布薬をもらったのですが、痛み止めの薬は胃を悪くしそうで飲まない事にしました。湿布薬は貼ると、皮膚が痛くなるのでこれも止めました。そこで当院に来られることになりました。Cさんは、当院は頭に鍼を刺すことは事前に知らされていたので、鍼に対して抵抗はないようです。

合谷診:左(左の上腕診、膝診を行います)

上腕診:胸椎(0)、腰椎(0)

膝診:頸椎#1~7(2)、胸椎#11、#12(2)、腰椎#6(0)、大脳(0)

首診:右脾(1)

5本の置鍼となりました。

これだけで、腰痛が解消されました。寝ていて起き上がっても痛みを感じません。ただ少し、腰中央部(仙骨周辺)に若干痛みが残っているので、耳のウラに1本置鍼しました。

「これで、どうですか?」

「・・・・・痛みはありません・・・ただ、今度は左腕に痛み感じるようになりました。」

「腰の痛みが取れたので、元々あった腕の痛みに気づいたんですね。」

そこで、左耳の前上の圧痛点に置鍼(Iソマトトープ)しました。

「これで、どうですか?」

「・・・・痛くありません。」

で治療終了となりました。山元式新頭鍼療法(YNSA)の即効性に感心しきりといったCさんでした。