2週間に1度の通院の女性患者Bさん、暑さのため水をたくさん飲んだせいか、2日前から発熱し寝込んでしまったそうです。ご本人は、水中毒かも知れないとおっしゃっていたので、水中毒のコピペをご紹介します。
『一日に十リットル以上の大量の水を飲む、このような水をたくさん飲む症状を多飲症といいます。水中毒は、多飲症の結果生じる発作性の病態で、過剰な水分摂取などにより中毒症状を来し、低ナトリウム血症を引き起こした状態のことを言います。
主な症状としては、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。悪化すると吐き気や嘔吐、錯乱、意識障害、性格変化、呼吸困難などの症状が現れ、死に至る場合もあります。
海外では、低ナトリウム血症による死亡事故が報告されており、水の飲み過ぎが原因と診断されています。このほか、いかに多くの水を飲めるかを競う競技で7.5Lの水を飲んだ女性が死亡したという事例や、フットボールの練習中14Lの水分を摂取した男性が死亡した事例が確認されています。報道でにわかに注目されつつあり、ごく稀にしか起こらない事故とは限らないのです。』
私が高校野球をしていたころは、「水を飲むな!」と言われていました。そのため、水中毒なんて言葉は知りませんでした。それがいつのまにか、熱中症にならないため、「しっかり水分を取りましょう!」になり水中毒という症状まで現れる世の中となりました。
ほどほどに、カラダの声を聴きながら無理せずやっていきましょう。