一体走り

日本人本来の歩き方、姿勢(踵重心)を初診の患者Bさんに話ていると、

「私の地元では、一体走りという無形文化財があるんですよ。これは、神輿を担いで走るんですけど、鈴を鳴らさないで地面と水平に神輿を運ぶんです。これは、踵重心ですね。」

と教えてくださいました。魂合気の創設者、大野朝行先生の著書「カタカムナの姿勢と動き」には下記の一節があります。

『歩きの本質は、腰から上の体をいかに大事に運ぶかです。腰から上ですから、神輿と呼びましょう。「神輿を揺らさずに、転倒させずに、丁寧に大切に運ぶ」。そんな気持ちで歩けば、自ずと良い歩きになってきます。』

これこそ真実であり、一体走りの本質は神様を大切に運ぶこと。自らのカラダの神様を大切にすることなのだと思います。