50才代の女性患者Cさんは、1年ぶりの来院です。同じ姿勢で、長時間の移動もあって年末から腰痛を感じ、生まれて初めてのギックリ腰に見舞われました。夜勤の多い仕事で無理をしていても、腰痛の体験はなかったそうです。
かなり重症の腰痛でも、山元式新頭鍼療法(YNSA)で治す自信はあったのですが、Cさんは、手強いのです。結局11本の置鍼で、痛みの改善はあまり見受けられず・・・・ほぼ完敗。そこで、色々話を伺っていると・・・・
「先生、農業のアルバイトって面白いのよ。この間、みかんの収穫アルバイトをして、気持ちよかった!休憩時間には、紅マドンナを自由に食べられるし・・・・でも、この間のアルバイトは、七草の出荷・・・これは、大変だったの、コンテナに座って同じ姿勢で1日中の作業・・・・起きあがろうとしたら、あまりの痛さ!・・・で、こんなになったの。」
「えええええっ、アルバイトもしていたの?それで、腰痛になったの!夜勤もして、アルバイトをして・・・しかも、この冬に!あのね、冬は季節として陰、そして夕方遅くまでの作業・・・これは、陰中の陰。冷えてしまうのよ。」
「え、そうなの!皆んなは、座布団の上でやってたけど、私だけコンテナに直接座ってた!」
「きっと、原因はそれだは!」
この時期に暗くなるまで、同じ姿勢での仕事。しかも、腰を冷やし続けるという準備不足が今回の完敗理由だったようです。寒さ対策をしっかりしましょう!