根拠のない確信

 

二日前にギックリ腰の一歩手前で来られた60才代の男性患者Bさん。本日も来院されました。4日後の日曜日には、ゴルフ大会が控えているため、体調を万全にしておく必要があります。前回の治療では、「ギックリ腰の一歩手前」プラス「3ヶ月前から五十肩」もありチョット中途半端な治療になったかもしれません。

「腰は翌日からまた痛みが出てきたんよ。」

「それで、肩の方はどうなん?」

「肩は良うなった!」

「よっしゃ分かった。そしたら、上着を脱いで患者着に着替えてもらおうわい。」

と、今回は腰痛だけに絞って治療することにしました。左右の膝診で7本置鍼し、後頭部のKソマトトープに4本置鍼後、奥のベッドに移動してもらいました。そこでは、うつ伏せになってもらい、肩甲骨辺りのツボ(天宗、臑兪、秉風、天髎)に左右4本ずつの合計8本置鍼。その後、足にみつけた腰の治療点にお灸を左右に12壮して、尚かつ、肩甲骨周辺にパイオネックス(円皮鍼)を8ヶ貼り終了としました。

「どうですか?」

「軽い!」

今回は腰痛が戻らないという、根拠のない確信を感じたのでした。