真っ赤な手の平

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、左右の手の平の色を見比べることをします。今までの経験では、8~9割の方が左の手の平が白っぽい印象を受けます。その後、両手の親指と人差し指の間(合谷というツボ)を押圧して、左右どちらが痛いのかを患者さんに伺います。やはり、8~9割の方が左に痛みを感じるようです。

この理由の一つは、腸管膜根(ちょうかんまっこん)の緊張にあります。腸管膜根とは、小腸の根元のことで、左の第2腰椎から右腸骨窩(右骨盤の凹んだところ)にあります。それが精神的、肉体的ストレスで縮むことが多くあります。すると、右骨盤が上にあがり、左脚が下がって重心が左に傾くのです。その結果、左に体重がかかり左側の血流が悪くなる傾向があるようです。実は今回のテーマは、これではありません。

「グーして、パー!」

と、手の平を上にして患者さんの手のヒラの色をチェックする時、感じていた気になることが、今回のテーマ。やけに、真っ赤の手の平の患者さんがおられるのです。今回は、「石原医学大全」著者の石原結實先生が、YouTubeで真っ赤な手の平の理由を説明されています。興味ある方は、ご覧ください。