傷が治るシステム

傷が治るシステム

①皮膚に切り口が発生した。傷はV字に開いている。
②すると、まず切断面に神経ネットワークが形成される。
③そこに、第一次治癒電流が流れる。
④その指令で、切断面の体細胞が万能細胞に変わる。
⑤テープか縫合で、切断面を合わせる。
⑥第二次治癒電流が流れる。
⑦各部の万能細胞に各々の周波数刺激を与える。皮膚、筋肉、骨など固有周波数に従い、万能細胞は体細胞に戻る。
⑧こうして各体細胞は切断前と全く同じように再生治癒する。

これは、トカゲ再生の謎を解いたロバート・ベッカー博士のベッカー理論です。ベッカー博士の「クロス・カレント」という著書を翻訳された船瀬俊介氏が、自身の書かれた「未来を救う波動医学」という本からの引用ですので、間違いありません。

カラダは電流を通して各部位に必要な波動を作り上げているようです。私は鍼、灸、指先の押圧などの刺激を皮膚及び筋膜に流しています。これは、山元敏勝医師が見つけられた治療点に刺激を与え、電気を通すコラーゲンで出来た筋膜を媒体として、瞬時に患部へ必要な波動が届く治療なのだと思っています。

これから、益々この波動による医学が注目されていくことでしょう。

私の治療方法を具体的に紹介

https://youtube.com/shorts/1mWVI-0gK5M?si=iZhYnpL5jk7UZmhh

私の治療法を具体的に紹介いたします。山元式新頭鍼療法(YNSA)の基礎治療とは、まず合谷診(患者さんの左右親指と人差し指の間に、私の親指を押し左右の痛い方から始めます)で、左右を決定。多くの患者さんは右骨盤が上がり、左重心になっているので、左側から始めることが多いです。

本来なら、上腕診で圧痛点を探すのですが、私の場合は、上腕診の代わりに膝診を行います。これは、一昨年の学会で発表し認めていただきました。なぜ膝診を見つけたか・・・・それは、4ヶ月も上腕診に全く反応を示さない患者さんの存在があったからです。YNSAでは、膝=肘(上腕)という見方があるので、膝診を行ったところ、今まで上腕診では反応がなかった患者さんに反応があったのです。

よくよく調べてみると、上腕診では、頸椎、胸椎、腰椎を点で押圧するのに対し、膝診では、ヒラメ筋という大きな筋肉を線上に押圧するため、頸椎1〜7番、胸椎1〜12番、腰椎1〜5番及び仙骨と具体的に分かるという利点があったのです。

また頭に見つけた新しい頸椎から仙骨までの治療点と、膝診がピッタリ対応することが分かりました。そのため、この2〜3年はこの治療法を行なっています。まだ、学会で発表していないので、治療点は公表致しません。

具体的に患者さんの膝圧痛点に軽く右中指を当て、左中指の指紋の渦巻きを治療点付近の頭皮から2〜3cm上にかざします。そして、電気のような感覚が一番強い個所を探して、膝に触れている左中指が反応すれば、間違いなくそこが治療点となります。

こんな感じで毎日行なっています。そのため、指先の感覚が徐々に敏感になっているのを感じます。

高血圧の対処

昨日は、高血圧の原因について「石原医学大全」から引用しましたが、今日は、どのような食べ物を取ればいいか、運動をすればいいかを記載します。

『[対処]
①タマネギ(下半身強化、血管拡張作用)、大根(血管を強化するビタミンP・C)、ワカメ(食物繊維で脂肪の吸収を阻み血液をサラサラにする)を常食する。

②肉、卵、牛乳、バターを控え、魚や魚介類を摂る。魚の含有成分のEPAやDHAや魚介(エビ、カニ、イカ、タコ)の含有成分の「タウリン」が血圧を下げ、血液をサラサラにして血栓を防ぐ。

③抗血栓のピラジンが入ってる納豆、味噌、醤油、チーズなどの発酵食品を食べる。納豆にはほかに血液サラサラ成分の「ナットウキナーゼ」が含まれる。

④次の生ジュースを飲む。
人参2本、リンゴ2/3個、セロリまたはキュウリ(100g) <470cc=コップ2杯半>
人参、セロリ、パセリ、セリなどのセリ科の野菜は抗血栓物質のピラジンを含んでいる。キュウリのイソクエルシトリンが利尿を促し、塩分を排泄し、血圧を下げる。

⑤ウォーキングやスクワットで下半身の筋肉を動かし、上半身に留まった血液を下半身に回し「頭寒足熱」状態を作る。筋力アップすると筋肉内の毛細血管が発達し、血管抵抗が減ることで血圧が下がる。』

私は4リットルのペットボトルを2個背負っての四股をしていますが、最近、相撲の鉄砲をやり始めました。70才から筋トレ!しなやかで美しいカラダを目指します。

操体法と鍼治療の融合


80才代の女性患者Cさん。コレステロールが高く、高血圧なのでそのためのクスリを3錠飲んでおられます。Cさんには、膝診(山元式新頭鍼療法における上腕診を膝で診断する方法=脊椎の状態を診断)を行い、足の指を丁寧に揉み、ゆする操法を15〜20分行いました。そして、再び膝診。すると、膝にあった圧痛点が無くなっていました→脊椎が整い、脊椎から出る自律神経が整ったことになります。

「今日は、どこが気になりますか?」

「左の腰です・・・・前にかがむと痛いんです。」

そこで、足底に見つけた腰の治療点に、中指の指紋がある個所を軽くそえる操法を6〜7分。

「これで、前屈(まえかが)みするとどうですか?」

「・・・・痛くないです。」

これで、終了してもいいのですが、足に見つけた他の腰治療点2カ所に軽く指をそえる操法をして終了としました。鍼灸師になる以前に操体法という民間療法で施術をしていたので、Cさんには、この施術が向いているように思います。山元式新頭鍼療法と操体法の融合は鍼灸に偏見を持っている人には、向いているようです(Cさんは、鍼灸に偏見は持っておられません・・・念のため!)

その後、Cさんには「石原医学大全」の高血圧の原因と対処の個所を音読しました。今回は、原因を記載します。
『血管内の余分な水分は血液の総量を増やして、心臓に負担をかけて高血圧の一大要因になる。また、加齢によって下半身の筋肉が落ち、筋肉内の毛細血管が減って、行き場を失った血液は、上半身に集まる。これによって上半身の血圧が上昇し、脳に集まって溢れると脳溢血となる。もちろん、動物性食品中心の欧米食(高脂肪食)の摂取過剰は動脈硬化を惹起(じゃっき)して、血管が細くなり、高血圧や脳卒中の要因になる。』

泊町

明日は、興居島。由良町以外の泊(とまり)町からの患者さんも、増えました。明日のため、今日はこれにて、お休みなさい!

キャンセル

前回、ギックリ腰の男性患者Bさんのことについて、ご紹介しました。そして、本日来院予定だったのですが、昨夜電話連絡がありました。

「腰ですが、ずいぶん良くなり明日は、治療の必要がないと思いますので、キャンセルでお願いします。」

とのことでした。鍼治療が効いたとは思いますが、置鍼した後、Bさんの冷えた足を40℃のマット(99.9%電磁波カット)の上に足を乗せ、指先を揉んだり、お灸をしたのも効いたと思います。それより何より、Bさんがご自身のカラダに向きあい労(いたわ)ったのが良かったのだと思います。聖医・ヒポクラテスが「カラダには100人の名医がいる」といいましたが、その名医が治してくれたのだと思います。

ギックリ腰

「突然ですが、午前中に診てもらえないでしょうか?昨日、ギックリ腰になって、生活にも支障をきたしているんです。」

40才代の男性患者Bさんからの電話です。知り合いの紹介で初めての来院です。

前屈みで痛い腰痛の原因は、筋肉による腰痛がほとんどのようです。普段の姿勢などにより、背中やお尻、もも裏などカラダの後ろの筋肉が硬くなり腰痛になってしまいます。Bさんも、パソコンを前にし背中の筋肉が伸びて緊張していたのだと思います。いつものように、膝診をし頭の置鍼をやっていきます。徐々に痛みが無くなっていくのですが、耳ウラに置鍼すると、前屈みがかなり出来るようになりました。その後、後頭部に置鍼すると、一層前屈みが出来るようになりました。

いつもなら、もう少し置鍼をして腰痛を軽減するはずなのですが、今回は「これでいいか!」と置鍼をストップ。

なぜなのか?よく分かりません・・・多分、もう少しご自身のカラダと向き合ってほしいと感じたのだろうと思います。

Bさんの足があまりにも冷たいので、紅茶に生姜を入れ、黒糖かハチミツを入れて飲むことをおすすめし、後日の来院予定を決めました。

筑波大野球部合宿

筑波大野球部の58名が西条のひうち球場で合宿中です。その合間を1日いただき、19時から22時までボランティアの治療をすることになりました。去年も行なったのですが、後で良く調べてみると、主力メンバーでした。今回もそうではないかと思っています。残念ながら寒波襲来で「大変ですね」と言葉がけすると、

「つくばの寒さに比べると、全然大丈夫です。」

と即答が返ってきました。確かに、「つくばおろし」は随分ときつかった記憶があります・・・あれから50年も時が流れたのですね。まさか、このような運命になるとは、思ってもいませんでした。人生って、楽しいですね! 

やっと治療を終えて、2月23日0時05分、我が家に帰ってきました。色々面白いことがてんこ盛りの3時間でした。我が後輩、ありがとう!

アドレナリン

高校、大学と野球部に在籍していたことで、現在の鍼灸治療に少なからず影響を、及ぼしていることを実感しています。私が幼い頃は、今のようなリトルリーグがあるわけもなく、軟式テニスボール(当時10円)をグーした手で打つ「6むし」が大流行り。日が暮れボールが見えなくなるまで遊んでいました。中学では、無理やり剣道部に所属。全く興味がないので、初段さえ取ることができず・・・勉強ばかりしていました。そんな私が高校1年の2学期から、野球部に入り下宿生活。高校に入って思い知ったのは、頭の質が違う連中ばかりの集団に来てしもた!・・・・で、勉強を捨てて好きな野球をしよう!

単純明確な高校生活は、全く悩みなし。それから、必死の2浪生活。なんとか志望大学に滑り込み・・・・最初の3〜4ヶ月は芸術論(芸術専門学群在籍)をかわす毎日・・・・飽きてきて・・・・・スポーツしよう!と野球部に再び入ったのです。

そんなご縁で、高校、大学の野球部の学生さんが自然と来院してくれています。今日も20才代の野球部Aさんが来院。

「野球していて怖いのは、試合中アドレナリンが出過ぎていて、左太ももが怪我しているのに、全く痛くないことなんです。」

Aさんは、ピッチャーなので投げるたびに左太ももに負荷が相当かかっているのに、アドレナリンのおかげで、痛みを全く感じなかったそうです。試合後、極端な左太もも痛に襲われ、左太ももを上げる事さえ出来なかったそうです。

野球をしていて、怪我をしたことがない私にとって、このような経験談を聞くことが、治療の肥やしになっていくのだと、つくづく感じたのです。

日本の発酵食品

前回の続き。森下敬一医師の名著「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。

第十条 日本の伝統食品はクスリよりすごい
健康は腸で作られます。グルジアの「マツオーニ」と言う発酵乳が長寿に貢献していることを紹介しましたが、腸内細菌の状態を整える事は、健康長寿の秘訣です。ヨーグルトなどの発酵乳を積極的にとって乳酸菌を増やしましょう。ただし、発酵乳でも、カスピ海ヨーグルトのように出自不明の偽物食品や質の悪い牛乳から作られたヨーグルトなどは避けるべきで、豆乳ヨーグルトのほうがオススメできることはすでに述べたとおりです。

それ以上に忘れてはいけないのは、日本には味噌、醤油、漬物、納豆など伝統的な発酵食品があることです。これらの伝統食品は優れた腸内環境の整備力を持っており、クスリの毒素を打ち消してくれます。特に良質の味噌は酵母による成長の作用はもちろんのことアレルギー鎮静化、血流改善、スタミナアップ、美肌などの効果があります。日本古来の発酵食品が日本人の生活に浸透していたのは、それだけの理由があったからなのです。

若い人たちが外国発のファーストフードなどに憧れの気持ちを持ってしまうのはやむを得ませんが、それが最近の若者の体質を弱くしています。もっと味噌汁を飲むべきです。」

日本の発酵食品の素晴らしさに感謝です!