絵を描く意味

最近感じ始めたこと。
治療は芸術活動であること。鍼を刺す行為が、美しくなければ効果が少ない。指先の感受性は、色絵の具を混ぜ合わせ、水の加減を微妙に調整する感覚そのもの。

そのために、絵を描くことは大切である・・・・・と、やっと理解出来た。患者さんのため、感覚を磨く・・・・いい仕事に就いたものだ。

で、昨日は松山東高校同窓会で、松山城にいました。まあ〜、お城の綺麗なこと・・・いい所に住んだものだ。

患者さんとの会話が、楽しいのです!

患者さんと置鍼(30分程度、頭に鍼を刺したままでゆっくりしていただくのです)の間、色々お話しが出来るのです。これも、治療の流れです。ここで69年間、時の流れに身を任せて生きて(というか、生かされて)来た経験が役に立ちます。

「私ね、東京の方に住んでいたことがあるの。」

「東京のどこですか?」

「目白というところ。」

「ああ・・学習院大学があるところ・・・私は、近くの下落合というところに住んでいました。目白には美術の予備校があって通っていたんです。」

「あら?」

って、感じで会話が思わぬ方向に進んでいって、楽しい時間を過ごすことができるのです。また今日は、本屋さんのベテランの特殊能力の話を伺うことが出来ました。

「ベテランの本屋さんになると、仕入れる本の題名一覧表があるじゃないですか・・・・これを、パラパラと見て行くと、どの本が売れるのかが分かるそうです。ちょっと、輝いているんですな。また、本を持って運ぶ瞬間に、売れる本は指先に感じるものがあるそうです。本から気が出てるんでしょうかね?」

「はあ〜〜・・・それはすごい・・・・でもそれは、ちょっと治療に似てるかも。最近、指先を皮膚に触れないで、治療点探ししていますが、このやり方は、非常に正確。患者さんの頭から出る波動を感じられるんです。う〜〜〜ん、よう分からんけど、何かつながってますね。」

旅の途中に

「今日、お時間があれば、診ていただきたいんですけれど・・・」

「はい、午後9時はいかがでしょうか・・・お名前いただいてよろしいでしょうか?」

「Nと申します。」

と、お電話をいただきました。そして、午後9時。

「ガラガラ・・・・・」

と玄関から女性患者さん・・・・『あれ?Nさん・・・・(Nさんに似ている、いやNさんのはずはない、メガネをかけてない)・・・』と思って、

「どうして、ここをご存知でした?」

「あの、以前同じ職場で働いていたものです。」

「あっっやっぱり!」

何と、東京での同僚が、わざわざ旅の途中に立ち寄ってくださいました。ホントに嬉しいことです。そして、治療まで受けてくださいました。ありがとうNさん、良い旅をお祈りしています。また、会いましょう!

ヘチマは美味しい!

患者さんから、ヘチマをいただきました。これは、東京根岸にある*「子規庵」のヘチマの末裔。友人が子規庵に行った時、購入した「子規庵」の由緒あるヘチマなのです。私が患者さんにこのヘチマの苗を差し上げたところ、立派に成長。そして、いただいたのです。

ヘチマは食べられない、と思っていたのですが、食べることが出来るのです。沖縄では、ゴーヤと同じように食用とされているようです。

「これね、ピーラーで皮剥いでズッキーニを料理するように油炒めすれば、美味しいよ」

と教えていただき、早速実行。確かに柔らかく美味しくいただきました。ほとんど、ズッキーニです・・・ヘチマは美味しい!

*子規庵の建物は、旧前田侯の下屋敷の御家人用二軒長屋といわれています。

明治27年子規はこの地に移り、故郷松山より母と妹を呼び寄せ、子規庵を病室兼書斎と句会歌会の場として、多くの友人、門弟に支えられながら俳句や短歌の革新に邁進しました。

子規没後も、子規庵には母と妹が住み、句会、歌会の世話をつづけましたが老朽化と大正12年の関東大震災の影響により昭和元年に解体、旧材による重修工事を行いました。

昭和2年、母八重(83歳)没。

同年7月子規の遺品や遺墨等を保管するため土蔵(子規文庫)建設に着工。

昭和3年、子規門弟を中心とする子規庵維持保存会が財団法人子規庵保存会として認可され、初代会長には正岡律が就任いたしました。

昭和16年妹律(71歳)没後、同20年4月14日の空襲により子規庵は焼失。

幸い土蔵は残り貴重な遺品が後世に残されました。

現在の子規庵は昭和25年高弟、寒川鼠骨等の努力で再建され、同27年東京都文化史蹟に指定されて現在に至っております。

明日は、興居島!

今日は、朝から夜10時まで、働き続けました。途中、車検が済んだマイカーを取りに行っただけ。そして、明日は興居島に出張治療!これから寝ます!おやすみなさい💤

指先センサー鍼灸師

私が30才の頃、関西地区にある精神科病院で芸術療法家として働いていました。そして、月に1度東京から鍼灸師のS先生をお招きして、我が家で勉強会をしていました。病院の医師や看護師の方々も参加され楽しい時間を過ごしました。その時、S先生がツボを探す方法が非常にユニークだったのです。指先と患者さんの皮膚との距離を1cmほど保ち指先をセンサーにして「ここだ」と感じたところに鍼を刺しておられました。

今日、ふとあの時の光景が浮かんだので、私もやってみることにしました。そうしたら、「出来る自分」に気づいたのです。

そのため、今日から「指先センサー鍼灸師」となりました。益々進化していきます!

自発動

新しい治療点を見つける方法

私のカラダは、自発動(無意識の動き)が生じます。これを結構な時間、封印していたのですが、積極的に利用することを思いつきました。私は勝手に治療点を見つけていますが、まず最初に私のカラダで実験してから見つけるのです。軽く指先を触れて私のカラダのどこが動くのか観察するのです。

それで、最近の治療点探しは、患者さんの診断点に軽く指先を触れ、反対の指先で治療点を探すというやり方にしています。治療点にドンピシャで当たると、私のカラダは自発動します。その時点で治療点が分かるのです。非常に便利なのでこれからドンドンこれでやっていきます。この動画を撮ると面白いと思います。また、いずれ!

焼酎4リットルのペットボトル

ペットボトル(4リットルの焼酎)に適量の水を入れ、しなやかな筋肉を作るというYouTubeを作りました(というより、作ってもらいました)。ペットボトルを指を伸ばした状態で保持することで、ペットボトルの水が、カラダの60%をしめる水に共鳴し、カラダの様々な筋肉が水の動きに無意識のうちに反応します。

最近人気のジムでは、ダンベルを握った状態で筋トレをしていますが、これは、前腕の屈筋群を収縮した状態で伸展させるという相反する動きをしている為、カラダに無理をさせています。結果、硬い筋肉が作られるのでは・・・・と思うのです。

焼酎4リットルのペットボトルは、男性が持ち運び良いように、男性の人差し指から小指までがしっかり入る「取って」があるのです。そのため、指を伸ばしたままで腕を上げることができます。これを使わない手はありません・・・興味ある方は、動画をご覧下さい。

モグサ作り その2

 

昨日作ったモグサを、早速患者さんに施術。

すると、どうでしょう・・・一所懸命作ったモグサが、いつの間にか・・・・上質のモグサになってしまっていたのです。モグサには、上質のモグサと粗悪モグサがあり、用途が違うのです。上質のものは、皮膚に直接置き、皮膚に火が到達する前に消す一般的なモグサ。ところが、私が作ろうととしていたのは、紫雲膏をしっかり塗って、その上に高温になる粗悪モグサ。

粗悪モグサは、ヨモギの幹や脈の破片が残り高温になるモグサです。今回は、この粗悪モグサを作るつもりでしたが・・・・・・・いつの間にか・・・作っていくうちに、もっと良いもの・・・・となるのです。結果、ミキサーに7回しっかり撹拌(かくはん)したモグサは、純度が高く不純物がないため、火をつけても高温にならない上質モグサになってしまいました。

そこで、考えたのです。

様々な種類のモグサ作りをして、患者さんの感性にあうようにしよう・・・いけるかも?

なぜ「石原医学」?

なぜ、「石原医学」と名乗られたか?それは、日本一の最高学府・東京大学医学部ご出身のA先生(70才代)が患者さんとしてこられ、次のようなお便りを出されたからです。

『前略

2019年12月に初診でお世話になった「A」です。

その後の経過の報告が遅れましたことをお許しください。コロナ流行の中で、石原先生もご苦労が多いこととお察しいたします。

初心時はご親切にご高診をいただき、お薬もいただき、大感謝でした。先生の患者や医療に向かわれる姿勢に感動し、共感しています。お陰様で、当時ステロイド軟膏も併用していた、ひどい湿疹は軽快しました。

その後、ステロイド軟膏も高コレステロール薬服用も止め、先生のご著書を読みながら、従来の医学的常識にとらわれない「石原式医学」と向き合いつつ、少食と冷えとりを継続して励んでいます。

現在行っていることは、朝は食事抜き、蜂蜜入り生姜紅茶マグ一杯、人参リンゴジュース1杯(200cc)のみ。昼・夜は、普通食。牛乳、卵は控え、できるだけ和食。カレーも食べます。

冷えとりの靴下と腹巻をし、就寝前、半身浴30分程度、汗は出ません。服用している薬はなく、フラクトオリゴ糖を日に10g程度三分けし、食事に混ぜています。運動は毎日六千~一万歩程度歩いています。筋トレは少しずつやっていますが、汗はあまりかきません。

体調は、以前と同様で、仕事や生活は週二~三回、結核研究所、会議や講義、研究、原稿書き、日曜水曜日は協会等、結構忙しくしています。

体温は36.6度程度、血圧は100前後(従来、低血圧)。コレステロール(280→220台に下がった)、尿酸も正常値になりました。

私の年齢で、今後どのようにしていくのがいいか、ご高診の上、「石原医学」の立場からぜひご指導、必要な加療をお願いできれば幸いです。』

私も勉強いたします。